豊かな国といわれている日本。
ですが、そんな日本の中でも、貧困に苦しむ人はいます。
その多くは、働く場所がないなど、やむ負えない事情によって収入を確保できないことが理由です。
ですが、じつは、平均的な収入を得ているにも関わらず貧しさを感じている人もいます。
そういった人は、自ら貧しさを引き寄せてしまっているのかも……。
収入があっても貧乏?
毎月まとまった収入があっても、月末になるといつもカツカツ。
お金が足りなくて、人から借金をすることもある……。
そういった人は、意外に多くいるようです。
働くことができなくて収入がないというのならわかりますが、「収入はあるのにどうして?」と思いますよね。
じつは、そうした人には、ある特徴的な思考が存在しています。
貧乏を引き寄せる思考1:中古品・型落ち商品は価値ナシ!
自ら貧しさを引き寄せてしまう人の多くは、中古品や型落ち商品を嫌う傾向が見られます。
機能・性能・見た目など、たいして違いがない商品であっても、それが新品のものでなかったり最新のものでなかったりすると、「これはナシ!」と考えるのです。
小さな買い物であれば、さほど家計を圧迫することはないかもしれませんが、これが大きな買い物であったら、どうでしょう?
「リノベーションの家」は新築じゃないからナシ。
この車は新型じゃないからあり得ない。
「新しさ・最新さ」を持った商品は、そうではないものに比べて価格は高めです。
中古品や型落ち品などでうまくやりくりしながら生活している人と比べて、出費は大きくなります。
新しさ・最新さを積み重ねていった結果、最終的には貧しさを引き寄せることにつながってしまうのです。
貧乏を引き寄せる思考2:人によく見られたい! 注目されたい!
収入があっても、収入以上の出費をしていれば、もちろん貧しさがやってきます。
身の丈に合ったお金の使い方をするのは基本です。
ですが、「人に羨ましがられたい」といったような思考が強い人は、出費が増える傾向にあります。
人からの評価を気にするあまり、借金をしてでも自分の生活を着飾りたくなってしまうと、将来恐ろしい地獄が待っているかもしれません。
マイホームを持つことや、高級車に乗ることは、一種のステータス。
そこで幸福を味わう人もいるでしょう。
ですが、借金をしたり、月末に毎回お金の工面に困ったりするのは本当の幸福とはいいがたいです。
見栄っ張りな思考は要注意です。
少しのガマンによって、避けることのできる貧困があります。
あなたも、普段の生活・思考をふり返ってみてはいかがでしょうか?
ファイナンシャルプランナー。
30代女性を中心に、相談者に寄り添うライフプランニングをしています。
2つ年上の旦那と東京で2人暮らしをしており、お酒&お肉LOVEの妊活中ライターでもあります。毎日の食生活や運動を意識しながら、自分の子どもを妄想しつつ世界各国の育児ノウハウも収集しています。