笑顔の絶えない家庭にしたいそう思いながら、待望の赤ちゃんを待ち、ついに待望の我が子とご対面。
はじめての育児で毎日あたふた。
夜は赤ちゃんの泣き声でまとまって眠れない…
あれ?なんだか想像してたのと違うかも…?
出産直後にそんな戸惑いを抱える女性が多いようです。
産む前は早く会いたい!お世話したいと思ってたのに…どうしてだろう?育児がつらい…!
子どもが生まれてから夫にイライラすることが増えてきた…生まれる前はあんなに仲良しだったのに!
など、こうした出産直後に陥る「産後うつ」「育児ブルー」「産後クライシス」について、姉妹サイト「ママニティ」でアンケートをとりました。
まずはこちらの質問からみていきましょう。
Q. 落ち込んでつらい症状はいつごろから出ましたか?
Q.落ち込んでつらい症状はどのくらい続きましたか?
産後うつ、育児ブルー、クライシス体験談
・育児ブルーで死にたくなった
・頑張れがつらい
・母乳がストレス
・夫にムカついた!

Q.産後、気分がひどく落ち込んでつらかった経験はありますか?
- はい 80%(809人)
- いいえ 20%(205人)
出産といえば、人生の中でも幸せな瞬間のはず・しかし、出産後に気分が落ち込む、つらいと感じるいわいる産後うつや育児ブルーを経験している人が8割もいることが分かりました。
Q. 落ち込んでつらい症状はいつごろから出ましたか?
- 妊娠中から 9.9%(80人)
- 産後すぐ~1週間 31.9%(258人)
- 産後2~3週間 28.4%(230人)
- 産後1ヵ月ごろ 11.6%(94人)
- 産後2ヵ月ごろ 7.3%(59人)
- 産後3ヵ月ごろ 3.6%(29人)
- 産後4ヵ月ごろ 0.8%(7人)
- 産後5ヵ月ごろ 1.0%(8人)
- 産後6ヵ月~1年 3.2%(26人)
- 産後1年過ぎてから 2.3%(19人)
気分の落ちこみは、産後すぐから1ヵ月ごろまでの間にその症状が出たというママが全体の約7割。
思いあたる原因としては、産後の疲労やホルモン分泌の急激な変化、朝晩の逆転した生活、子どもと二人きりの孤独な生活、育児への戸惑いなどが代表的。
つまり疲労している時に急激な体と環境の変化が重なって、精神状態が不安定になっているよう。逆に、気分が落ち込まなかった人は、実母や姉妹、友人といった身近な話し相手やサポートする人がそばにいたおかげで疲労や不安をあまり感じずに済んだという意見が多数でした。
Q.落ち込んでつらい症状はどのくらい続きましたか?
- 1週間以内 8.6%(87人)
- 2週間くらい 8.7%(88人)
- 3週間くらい 4.2%(43人)
- 1ヵ月くらい 15.1%(153人)
- 2ヵ月くらい 9.6%(97人)
- 3ヵ月くらい 9.2%(93人)
- 4ヵ月くらい 2.1%(22人)
- 5ヵ月くらい 2.9%(30人)
- 6ヵ月~1年くらい 11.2%(114人)
- 1年以上 8.9%(90人)
- 未選択 19.1%(193人)
気分の落ち込むつらい症状が続く期間は、人によってさまざま。つらい症状から抜け出せたという人は、体が回復し、生活のリズムの慣れることができたからなど、時間が経つにつれ心身ともに元気が取り戻せて育児生活に順応できるようになったという人が大半。いっぽう抜け出せないという人の意見をみると、旦那が忙しかったり、非協力的、周囲に協力者がいなかったりなど、子どもと二人きりの生活に孤独感を感じているようです。
産後うつ、育児ブルー、クライシス体験談
産後うつ、育児ブルー、産後クライシスを経験したママたちの心の叫びを語ってもらいました。その一部をご紹介します。
育児ブルーで死にたくなった
気分が落ち込んで、死にたくなってしまったというママも少なくありませんでした。
こうした落ち込み方をする人は、なにもかもが嫌になる、なにもしたくないなど、どうにもならない無気力感を伴っているようです。
頑張れがつらい
気遣いのない言葉とは正反対のように思える「がんばれ!」という言葉も、じつはママにとってはつらいことのようです。
十分、頑張っているママにとっては、これ以上、どうしたらいいの? と、むしろ追い詰められてしまうのでしょう。
母乳がストレス
つらかったことで多い内容は、母乳が思うように出なかったこと。
母親として失格と思い込む人も多く、自分自身が情けなくなったり、他人の「母乳」という言葉に非常に敏感になっていることがわかります。
夫にムカついた!
産後は赤ちゃんとの生活にまだ慣れないママは心も体にも余裕がありません。そんな中、夫が産前と変わらない様子だとイライラするとう意見が目立ちました。
やってほしいこと・やってほしくないことなどを明確にし、夫婦ともに理解を深め合うことで状況を変えられるそうです。
産後クライシスを避けるためにも、不満に思っていることを我慢せずに、夫婦で話し合っていけるといいですね。
【参考】ママニティアンケート調査 調査回答数:1010人