発達障害は“障害”ではない!?「有名人・偉人たちにみる発達障害」【Part1】

投稿日:2020-12-13 更新日:

発達障害があるといわれている・公表している有名人

歴史の偉人、発達障害を公表している日本・海外の有名人を例に解説していきます。

アルベルト・アインシュタイン

アスペルガー症候群には学者肌タイプが多い

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相対性理論で有名な物理学者の父と呼ばれるアルベルト・アインシュタインは、アスペルガー症候群だったといわれています。
かんしゃく持ちでキレやすく、また、片付けや金銭管理ができなかったとか。
幼少期は、言葉を話すことも理解することもできず、失語症であったともいわれています。
ただ、数学と物理だけはずば抜けて優秀で、そのため、ほかの教科の勉強を怠けている、と誤解されていたそう。

ほかにも、スティーブ・ジョブズビル・ゲイツ、イギリスの数学者リチャード・ボーチャーズ、日本では「徒然草」の作者の吉田兼好がアスペルガー症候群とみられており、学者肌タイプに多い印象です。

長嶋茂雄

ADHDは天才気質になる可能性がある?

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ユニークなエピソードに事欠かない、読売ジャイアンツ終身名誉監督の長嶋茂雄さん。彼は、ADHD(注意欠如・多動性障害)だといいます。
確かにそのエピソードをみると

  • 片方の足に靴下を2つ履いてもう片方の靴下を探していた
  • 試合前の練習で満足し、試合を忘れて風呂に入っていた
  • ヒットを打ち、前の走者を追い抜いてしまった
  • ホームランを打ったのに一塁ベースを踏み忘れてしまった
  • 試合を観に息子を球場に連れて行ったが、試合後一人で帰ってしまった

など、注意力に関連するものが多いようです。
こういったエピソードはADHDによるものと考えられますが、「ユニークな人」「個性的」と捉えられるのは、長嶋さんの人柄もあるのだと思います。
つまり、障害を持つ人は付き合いにくい、とっつきにくいと考えるのは偏見であるといえます。

水泳で八冠を達成したマイケル・フェルプス、偉人ではトーマス・エジソンや米の元大統領ケネディ、そしてクリントンもADHDだそう。
日本では織田信長坂本龍馬もADHDとみられており、天才肌や企業家に多いイメージです。

黒柳徹子

エンターテイナーに多い学習障害

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タレントの黒柳徹子さんは、計算障害と読書障害を告白しています。
自伝の『窓際のトットちゃん』では、小学校一年生で「ほかの子の迷惑になるから」と退学になったと書かれています。

それでも、こうして社会に出ることができたのは転校先の教師による熱心な教えと温かい理解があったから。

映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグ、ハリウッドスターのトム・クルーズ、イギリスの人気女優キーラ・ナイトレイらは、学習障害の一種「ディスレクシア」だそうです。
文字の読み書きが困難にも関わらず、第一線で活躍できるのは、並々ならぬ努力もさることながら、“映画”に対する熱い情熱があってこそ。
障害の特徴である「こだわり」は、翻して考えれば、才能を伸ばすうってつけの特性ではないでしょうか。

ミッキーマウスの生みの親、ウォルト・ディズニーも失読症といわれています。
レオナルド・ダ・ヴィンチピカソベートーヴェンモーツアルトにも発達障害があったと考えられています。

まとめ

ご覧のとおり、発達障害を持ちながら、社会的に活躍している人たちはたくさんいますね。

発達障害持つ、有名人たちが彼らが成功した陰には、「自分の特性を理解する」「自分の障害を他で補う努力や情熱」を持っていたからでしょう。

また「親や周囲が本人たちの抱える問題に気づいて、対処している」ということも大きいはずです。

では発達障害をもつ子どもたちに対して、私たちはどのように接していけばいいのでしょうか?

後半では発達障害は“障害”ではない!?「発達障害がある子どもとの接し方」【Part2】について解説していきます。

出典:ママニティ

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この記事を書いたライター
35style編集部
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