人の視覚に訴えることで、さまざまな効果をもたらす「色」ですが、カラー&イメージコンサルタントの花岡ふみよさんによると、部屋の色使いを変えることで、なんと電気代の節約につなげることもできます。
たとえば、部屋のインテリアを青や水色、紺色などの寒色系で統一すると“何となく”涼しい気分になり、オレンジやピンク、黄色、茶色、ベージュなどの暖色系で統一すると“何となく”暖かい気分になる気がしますが、花岡さんによると、それは実際の体感温度にも現れるといいます。
室温20度のときに、室内を暖色系で統一すると体感温度は21.5度、寒色系で統一すると18.5度と、それぞれ1.5度も体感温度が違うため、冬場は暖色系、夏場は寒色系をたくさん取り入れることが、電気代の節約につながるそうです。
オフィスや部屋のインテリアを全面的に入れ替えることが難しければ、カーテンやカーペット、ソファーカバーなどを交換するだけでも効果的です。「電気代が気になる人は、クールビズやウォームビズだけでなく、色の効果も取り入れてみてはいかがでしょうか」(花岡さん)。
(オトナンサー編集部)
ライター:花岡ふみよ(はなおか・ふみよ)
カラー&イメージコンサルタント、株式会社ラピス代表取締役、ラピスアカデミー校長
人と企業をブランディングするカラー&イメージコンサルタント歴25年。似合う色や第一印象術のイメージコンサルティング実績は1万3000人。企業の色彩戦略コンサルティングやセミナー講演、研修、執筆実績も多数。株式会社ラピス(http://www.lapis234.co.jp/)、ラピスアカデミー(http://www.lapis234.com/)、サロン・ド・ラピス(http://www.lapis234.jp/)。