「梅雨に入って湿度が高くなれば……」「夏になって日差しが強くなれば……」などと、メディアに出演している有識者から、新型コロナウイルスの終息の目安が何度となくいわれてきたものの、実際には感染拡大が続いている状態です。4月から5月には緊急事態宣言が出され、テレワークを導入する企業が増えましたが、現在は以前と同じように、職場で業務を行っている人も多いのではないでしょうか。
平日は仕事をしなくてはいけないのに、休日の楽しいイベントは3密を避けるために中止になり、気の合う仲間との飲み会もお預け状態になっているかもしれません。外出も以前とは違い、アルコール消毒や検温など何だか物々しい雰囲気もあり、心から楽しめないと感じている方もいるでしょう。
各国で新型コロナウイルスのワクチン開発が進んでいますが、このような状態は2021年も続きそうです。
コロナ疲れの要因は不安→ストレス
このコロナ禍で、何となく「疲れ」を感じている人が増えています。いわゆる「コロナ疲れ」というもので、SNS上でもハッシュタグ化されており、多くの人が感じているようです。
このコロナ疲れですが、一体何が原因なのかというと、それは「我慢や不安」です。以前のように気軽に外出もできず、女性ならば毎日マスクをすることによって、好きなメイクやファッションも楽しめずに我慢をしているでしょう。
万が一自分が感染していたら……と思い、昨年末や今年のお正月以降、実家に帰省することを我慢している方もいるかもしれません。
さらに、テレビやインターネットではさまざまな情報が流れ、「新型コロナウイルスにかかったらどうなるの?」「自分のせいで大切な人や職場に迷惑をかけてしまうのでは?」などと不安を感じることが多いでしょう。
このような「我慢や不安」が蓄積して、コロナ疲れが発生していきます。2021年も我慢や不安をため込まず、適度に解消していくことが大切になりそうです。
ストレスをためないおうち養生
コロナ疲れを解消するためにおすすめしたいのが、「おうち養生」です。養生とは簡単に言うと、健康を守ることです。
「おうち養生」の場合は自宅でできる、自分の健康を守る方法といった意味になります。自宅でできる簡単なストレス解消法や気分転換の方法を知ることで、我慢や不安が和らぎ、コロナ疲れも改善されていくのではないでしょうか。
実際にいくつかオススメの「おうち養生」をご紹介します。
おうち養生1.適度な運動を楽しむ
ストレスを解消するには身体を動かすことが一番です。スポーツジムに行かなくても、最近では動画サイトに初心者向けのヨガやストレッチ方法がアップされているので、それらを利用してみましょう。
また、コロナ禍になってからは、オンラインレッスンを開始しているヨガやダンススタジオもあります。実際に通うよりもリーズナブルな価格帯になっていることも多いので、この機会に検討してみると、楽しく運動が続くかもしれません。
初回は無料レッスンを行っているところも多いので、いくつか受講して、自分に合ったところを選ぶのも楽しみの一つになるでしょう。
おうち養生2.資格や語学の勉強を始めてみる
これから自分の仕事はどうなっていくのかな?と先行きに不安を感じて、それがコロナ疲れにつながっていることもあります。不安ならば、おうち時間で将来のために勉強をしてみるのも良いでしょう。
資格や語学など、これまで時間がなくて後回しにしていたことにチャレンジしてください。こちらも先ほどの運動と同じで、オンラインで教室を開催しているところもあります。
自分のスキルがアップすることで、不安や将来に対するモヤモヤとした気持ちが晴れていくかもしれません。
おうち養生3.仲間とコミュニケ―ションを取る
以前は友だちや同僚と気軽に飲みや食事に行っていたのに、それも気軽にできない日々が続いています。一人でいると、どうしてもネガティブなことを考えてしまいがちです。
LINEやSNSなどで仲間とコミュニケーションを取ることは大切です。オンライン飲み会を開催して、ワイワイ楽しく過ごすのも良いでしょう。
最近ではテレワーク中のお昼休憩に、オンラインでランチ会をしている女性も増えているようです。飲み会とは違って短時間ですし、気分がリフレッシュして午後の仕事の効率も上がりそうです。
おうち養生4.アロマの力でリラックス
イライラや落ち込みを実感しているときは、アロマの力を借りてみましょう。アロマオイル(精油)をティッシュやタオルにつけて匂いを楽しんだり、室内に香らせたりすると良いですね。
イライラしているときにはローズオットーやベチパー、気分が落ち込んでいるときにはオレンジやベルガモット、ネロリといった柑橘系がオススメです。
アロマオイルは天然精油100%を選んでください。
おうち養生5.バスタイムは湯船に浸かる
面倒だからとシャワーだけで済ませていませんか?夏なら38℃前後、冬なら40℃前後の湯船に入ることで、神経や筋肉の緊張がほぐれます。
ストレスで活性されていた交感神経の働きも弱まるので、心身ともにリラックスできるでしょう。先ほどご紹介したアロマオイルを、湯船に3~6滴ほどたらしてから入浴するのもオススメです。
おうち養生6.一人カラオケで声を出す
コロナ禍ではカラオケもなかなか行けない方も多いでしょう。スマホアプリやゲーム機のソフトで、簡単に一人カラオケが楽しめます。
声を出すことはストレス解消にもつながるので、お気に入りのアーティストの曲を歌ってみてはいかがでしょうか。学生時代に流行った歌など、自分なりの縛り(テーマ)を設けても楽しめるかもしれません。
おうち養生7.ご当地グルメをお取り寄せする
gotoトラベルの影響で観光も盛り上がってきているとは言え、全国各地で食材や名産品が余っている状態が続いています。インターネットで気になったご当地グルメをお取り寄せして楽しめば、自分だけの楽しみではなく、支援にもつながるでしょう。
おうち養生 まとめ
2021年もwithコロナが続きそうな中、先が見えないというストレスを抱えていくことになります。
ストレスを抱えると自律神経のバランスが乱れ、体調不良を起こしやすくなります。
寒さもます季節に入りますので、自分なりの「おうち養生」スタイルを見つけて心と身体のケアを大切にしましょう。