前回いじめたといじめられた子どもに共通してるのは、〇〇感という記事で、いじめた子は元からの自己肯定感を低い子が多く、いじめられた子は、自己肯定感が減少していくという話をしました。
子どものいじめを防ぐためにまず一つは、自己肯定感を高めることが大事です。
では、その自己肯定感を高めるにはどうしていけばいいのでしょうか?
前回もお伝えしましたが、自己肯定感を高めるのに、遅い早いは関係ありません。気づいた時がそのチャンスです!
今回は1日わずか3分から始められる子どもの自己肯定感を高める方法についてお話します。
そもそも自己肯定感って何?
なんとなくわかっていても、言葉にするのは難しいですよね。
そして、「自信満々な子」「自分をしっかり持っている子」の様なイメージを持たれている人が多いと思います。それは、自己肯定感が高いから、その状態になっている結果であって、この姿が自己肯定感ではありません。
自己肯定感とは、「ありのままの自分を肯定する事が出来る。」「好意的に受け止める事が出来る。」の感覚の事です。
他人と比べるのではなく、そのままの自分を認め、尊重し、自己価値を感じる事ができる状態です。
一日わずか3分で大丈夫!自己肯定感を高めるサポート
「え?なんか難しそう」って思っちゃいますが大丈夫です。忙しいママやパパでも、ちょっとした工夫でお子さんの自己肯定感を高めるサポートが出来ます。
最低3分。
携帯も持たず、自分の事も考えず、お子さんのためだけの時間を作って、思いっきり向き合ってあげて下さい。
そして、ただ遊ぶだけではなく、毎日3分で何かを一緒に完成させていくと、お互いが目標を持つ事もでき、達成感を感じる事が出来ます。
一緒の感情を共にする事もより効果が高くなるのでおススメです。
自己肯定感を高めるために親ができることとは?
例えば、「自転車に乗れるようにする」を目標とします。
最初は、ヨタヨタと足を着きながら進む事しかできないかもしれない。
でも、明日には、少しスピードがアップしているかもしれません。
1.出来たことを褒める
大切なのは、「出来た事を褒めてあげる。認めてあげる。」という事です。
「昨日よりスピードアップしているね!凄い集中力だね!」この一言が、子ども達の自己肯定感を高めていきます。
2.マイナス・ネガティブな発言はしない
間違っても「なんで出来ないの?」とマイナスな言葉を発しないように。
我が家では、一日3分自転車練習を実践しました。まず、一日3分なら時間が取れるし負担じゃない。
何より、子どもが飽きる事なく続けられます。怖いと思ってもまた明日。
更に、「昨日より5秒長く乗れたね!」「どうすればいいのかな?」を夕食時の会話にもなりました。
そして、ある日、いきなり乗れるようになった事には驚きました。そこには、毎日一緒に頑張ってきた物語があり、清々しい達成感がありました。
今でも、子どもと「あの時、頑張れたんだからきっと出来る。」と話題にしたりします。
自転車は一例ですが、絵、作、料理など、ご家庭にあった内容で工夫してみて下さい。
親子の信頼関係も育む自己肯定感を高める時間。
まず3分からスタートしてみませんか?