季節の変わり目や毎日の天候などで体の不調が出ることがあります。不眠、花粉症、そして頭痛などの症状が出ると、1日が重苦しくなったりすることもあるかと思います。
そんな重苦しい1日の疲れを癒せるのがアロマバスです。
今回は植物からの恵みであるアロマやハーブを入浴時に用いてエネルギーを取り戻し、翌日のパワーの源に変えられるアロマをご紹介します。
症状別にアプローチできるアロマ
では早速、不眠対策・花粉症対策・頭痛対策の症状別にアプローチできるアロマを見てみましょう。
花粉症対策におすすめのアロマ
春になると4人に1人がなると言われているのが花粉症です。鼻水やくしゃみ、目のかゆみが気になって日常生活に支障が出てしまう場合もあります。花粉症のピークになる前に予防策としてオススメのアロマは以下のものになります。
ユーカリ
ユーカリはスッキリした香りが特徴で、抗ウイルス作用や免疫調整作用の効果が期待できます。アロマバスに入れて湯気と一緒に鼻に吸い込むと、鼻の通りが軽くなります。
カモミール・ローマン
消炎効果が期待できるカモミール・ローマンは、目のかゆみに対しての効果が期待できます。また、ラベンダー精油とブレンドしたものをアロマバスで使用をすると、花粉症でイライラしてしまう心を落ち着かせてくれる効果も一緒に得ることが可能です。
ティートリー
ティートリーはユーカリと似たハーブ系の精油ですが、より強い抗ウイルス対策をすることが可能です。若干薬草のような強い刺激臭があるので、気になる方は呼吸器系を落ち着かせてくれるフランキンセンスをブレンドしたものをアロマバスに入れると香りが柔らかくなります。
不眠症対策におすすめのアロマ
眠る前に入浴をしてリラックスした状態で深い眠りにつきたいのは誰もが求めるものですが、疲れやストレスが抜けきれない状態で不眠症になることがあります。少しでも「質の良い眠り」をサポートしてくれるアロマは以下のものになります。
マージョラム
甘いりんごのような優しい香りがするマージョラムは、心の安定を促進してくれるので、心地よい眠りに導いてくれます。特に、ホルモンバランスが崩れがちな女性はマージョラムをアロマバスに入れると効果的です。
ネロリ
ネロリはオレンジのような甘い香りの中にほんのりとスッキリとした香りのバランスが絶妙なアロマで、オーバーワーク気味で頭を使いすぎた女性に最適なアロマです。ネロリは花精油の部類ですが、ネロリを含む「白い花の精油」は特に女性の精神面をサポートしてくれるアロマです。
頭痛対策にオススメのアロマ
頭痛の種類や頭痛の原因は様々ですが、冷えからくる緊張型頭痛への予防にアロマバスは最適です。片頭痛の時は入浴は控えた方が良いですが、緊張型頭痛への対策ができるアロマは以下のものになります。
レモングラス
レモングラスは筋肉自体の緊張緩和効果が期待できるので、頭痛対策として大変有効です。
ラベンダー
万能精油のラベンダーは、鎮静効果が有名です。頭痛に対してだけではなく、ストレス軽減や感情の安定を促進させてくれます。
体の不調を感じたらアロマバスで予防対策をしよう
原因がわからない「不定愁訴」から生じる体の不調をそのままにしておくと、心への影響もあります。心身のバランスが保たれてこそ毎日の生活や活動に躍動感が出てきて物事への集中力につながります。
入浴は日々の生活サイクルの中の一つというものから、体の不調を未然に防ぐためでもあるということに意識を向けることも必要であると感じます。