正月太りにも! ダイエットのカギは「食べる時間」にあった

投稿日:2023-01-11 更新日:

ダイエットは「食事を減らす」ことと思い込んでいませんか。しかし最近の研究では「食べる時間」の重要性も証明されつつあるようです。ダイエットに挑戦中の人、挑戦したい人は参考にしてみてください。

ダイエットと「食べる時間」の関係性とは…

ダイエットと言えば、真っ先に「食事を減らす」「食事を取らない」ことをイメージする人がほとんどでしょう。カロリーや脂肪分などを気にして「○○は食べない」などと、私たちの目は食事の回数やメニューに行きがちです。

一方で、「いつ食べるか」を考えている人はあまり多くないかもしれません。しかし、最近の研究では「食べる時間」と「太ること」との関係が明らかになっているようです。オトナンサー編集部ではその辺りの事情について、昭和女子大学生活科学部の小西香苗准教授に取材しました。

高カロリーのメニューはランチで

睡眠や覚醒のリズムに「体内時計」が関係していることはいまや周知ですが、小西さんによると、最近の研究では体内時計を司る「時計遺伝子」が食欲の調節障害や内臓脂肪の蓄積、高血圧、糖尿病などと関係することがわかっているといいます。

「夜遅く食べると太りやすい」と言われていることもその一つで、同じカロリーのものを食べても体脂肪になりやすい時間帯や食品の組み合わせがあります。たとえば、200キロカロリーのスイーツを食べる場合、午後3時までにしたほうがよいそうです。

これは、脂肪合成を促す働きのある遺伝子が最も減るのが午後2時から同4時にかけて、最も増えるのが午後10時から午前2時ごろであることから。小西さんは「高脂肪の800キロカロリー以上の洋食メニューやご飯をしっかり食べたければランチにしましょう。夕食は遅くならないようにして、ランチより軽くするのがポイントです」と話します。

朝食を食べて体内時計をリセット

また小西さんによると、夜に食べ過ぎて朝食を抜くことは「厳禁」。体内時計が24時間でリセットされるには、朝食を食べることが必須だからです。朝食は炭水化物と魚、肉、豆腐などのたんぱく質をセットで食べることでリセット効果がより高まるとのこと。

小西さんは「毎日リズム良く、体内時計を狂わせない食生活で、太りにくい体質を手に入れましょう」とアドバイスしています。

(オトナンサー編集部)

 

▼家事が楽になる「魔法の家事ノート」アプリはこちら▼
魔法の家事ノート

-家事ノート

関連記事

欧米では座席を擬人化しない! 「ファーストクラス」を崇拝する日本人の摩訶不思議

日本では、ステータスの象徴と見なされがちな飛行機の「ファーストクラス」。しかし、筆者によると、欧米では少し事情が異なるようです。 「ファーストクラス」に対する日本の価値観は特殊? 以前、「ファーストク …

【漫画】踏切でイライラしていた女性、息子が生まれてからの変化が劇的すぎて「共感しかない」

子どもが生まれてからの大変化を描いた漫画が話題に。子どもが生まれる前はパトカーと遭遇しても無表情で、踏切に足止めされるとイライラしていた母親ですが…。 漫画「劇的ビフォーアフター」のカット=Chiek …

肌がキレイな人はストレスと付き合うのが上手? あなたはどうですか?

近著に「化粧いらずの美肌になれる3つのビューティケア」がある、美容皮膚科医の菅原由香子さんに、「肌とストレスの関係」について聞きました。 肌とストレスの関係とは? 私たちにとって、「美容」は大きな関心 …

実際は? 体を温めるといわれる「根菜」、逆に体を冷やすとの情報も…業界団体に聞く

大根やニンジン、ゴボウなどの「根菜類」は「体を温める」とよくいわれます。一方で、ネットでは「大根やゴボウは体を冷やす」という情報も。実際のところは――。 根菜を使った代表料理の豚汁 冬に食べると体に良 …

シャワーじゃダメ! 「冷え性」によく効く入浴法とは

女性にとっての大敵と言える「冷え性」。体が冷えるとさまざまな不調につながるため、普段からしっかりとした対策が必要です。今回は、冷え性の改善に役立つ入浴法をご紹介します。 冷え性改善に効果的な入浴法とは …