取ってもいい? 取ったら腹痛? 「へそのごま」の正体と適切なケア方法

投稿日:2019-04-29 更新日:

「へそのごまを取り除くとおなかが痛くなる」と言われることがあります。へそのごまの正体や適切なケアについて、医師に聞きました。

へそのごまは取らない方がいい?

へその中にある、黒い汚れのような「へそのごま」。放っておくとたまっていくため、取り除いている人も多いことと思いますが、一方で「おへそをいじったらダメ」「へそのごまを取ったらおなかが痛くなる」と注意された経験のある人も少なくないはずです。

SNS上では「見た目と臭いが気になるから取っている」「放置したらどうなるの?」など、さまざまな声が上がっています。今回は、へそのごまができる原因や適切なケアについて、医師の市原由美江さん聞きました。

刺激し過ぎると腹痛の原因に

Q.へそのごまの正体は何ですか。

市原さん「へそのごまは、皮膚からの皮脂や垢(あか)、ホコリなどがたまったものです。細菌が繁殖するため嫌な臭いを発します」

Q.へそのごまができやすい体質や生活習慣はありますか。

市原さん「へそがくぼんで中が見えにくい状態の人は汚れがたまりやすいので、へそのごまができやすいでしょう。お風呂に入る習慣がないなど不潔にしている人も、たまりやすくなります」

Q.へそのごまがたまることにより、健康に何らかの影響はありますか。

市原さん「体への悪影響はほとんどないため、取り除かなければいけないものではありません。ただ、不潔にし過ぎていると、悪臭を発したり、皮膚に癒着して炎症を起こしたりすることがあります。炎症を起こしている場合、いじると悪化するので、すぐに病院(皮膚科)を受診してください」

Q.「へそのごまを取るとおなかが痛くなる」のは事実でしょうか。

市原さん「へその下には脂肪や筋肉が少なく、内臓を支えている腹膜との距離が非常に近いです。そのため、へそに刺激を与えると腹膜が刺激されておなかが痛くなることがあります」

Q.適切なケア方法について教えてください。

市原さん「へそのごまができないようにするには、普段から、入浴時にへそを洗うように心がけることです。タオルや手で体を洗う流れで、そっとぬぐうように洗いましょう。できたへそのごまは、気になるようであれば綿棒で優しく取り除いてください。いじり過ぎると腹痛の原因となるので、優しく扱いましょう」

(ライフスタイルチーム)


市原由美江(いちはら・ゆみえ)
医師(内科・糖尿病専門医)

横浜鶴ヶ峰病院付属予防医療クリニック副院長。自身が11歳の時に1型糖尿病(年間10万人に約2人が発症)を発症したことをきっかけに糖尿病専門医に。病気のことを周囲に理解してもらえず苦しんだ子ども時代の経験から、1型糖尿病の正しい理解の普及・啓発のために患者会や企業での講演活動を行っている。また、医師と患者両方の立場から患者の気持ちに寄り添い、「病気を個性として前向きに付き合ってほしい」との思いで日々診療している。糖尿病専門医として、患者としての経験から、ダイエットや食事療法、糖質管理などの食に関する知識が豊富。1児の母として子育てをしながら仕事や家事をパワフルにこなしている。オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/yumie6822/)。

 

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