
何かを始めてもすぐに泣いてしまったり、諦めてしまったりする子ども。
「うちの子は大きくなったら大丈夫かしら…?」
そんな風に親なら一度は思った事があると思います。でも大丈夫!
子どもはそうして経験を重ねて学んでいきます。
親は子どもの心に寄り添うだけで成長していくものです。
しかし、ただ見ているだけでは普通に体が成長するだけで、心の成長に厚みは出ません。
【壁を乗り越える子ども】なぜファンタジー体験が大切なの?

ファンタジー、つまり物語を体験させてあげるということです。
例えば、友達から手作りのものを貰いましたが「こんなの趣味じゃない」とあなたが捨ててしまったとします。
あなたは何も思わず捨てたかもしれませんが、実はその手作り品は引っ越しでもう会えなくなるので思い出に…と、友達が寝ないで作ってくれた品だと知ります。
あなたは後悔しませんか?
最初から知っていれば捨てなかったかもしれません。
これが物語です。
ただ手作り品を貰ったではなく、もう会えない自分のために寝ずに作ってくれた品だと価値が変わります。
世の中、全てに物語があります。
お父さん、お母さん、友達、食卓に並ぶ料理、空や雲。
では、その物語を子どもが体験すると、どうなるのでしょうか?
身近な人の物語が一番リアルで感動する

一番簡単にファンタジーを体験することができるのは絵本です。
絵本の中には
- 正義
- 友情
- 悲しみ
- 喜び
いろんな物語が溢れています。
しかし、もっと感動するのは自分の親の物語。
「お母さんの小さかった頃はね…」
「お父さんの飼っていた犬はね…」
子ども達は親が自分たちと同じような時代があったことを知るとその時代のことを想像し、共感し、感動します。
養われた想像力は成長した時に大きく役に立ちます。
壁にぶつかった時に「私なんか…」と思うのではなく、どうすれば壁を乗り越えることができるかイメージすることができるようになります。
子どもにファンタジーを体験させてあげることは、とても必要で素敵なことなんです。
そして、子どものファンタジー体験は意味のあることなんだと、私は思います。
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。
長男の出産をきっかけに、子育て支援をはじめ、高知県内外各地で子育てイベントを開催しています。
その中で、いかに、育児と家事を楽しむか、息を抜くか、手を抜くか(笑)毎日奮闘しています。
子育て応援「ZEROSAI」