可愛い我が子が生まれ「良い母になろう!」と努力をしてきました。
子どもにとって良い母でありたい。
その思いから子ども達のために日々愛情を注いできました。
私が思う「良い母」像とは
そんな、ある日。ふと疑問に思いました。
私が思っている「良い母」とは本当に子どもにとって「良い母」なのだろうか?
子どものために必死に努力する毎日。
良い母とはこんなに必死でなければならないのでしょうか…。
私がこのように思うきっかけになったのは、主人からの一言でした。
「何も出来ない子どもになってしまうよ。」きっかけは主人からの一言

子どもが出したおもちゃは遊ばなくなった物から片づけていく。子どもが忘れ物しないように、全て準備をする。
そんなことを繰り返していた時のことです。
主人は私にこう言いました。
「なんでもやっていたら、何も出来ない子どもになってしまうよ。」
はっ!としました。
私は何をしているんだろう。
何でもやってあげる親が良いわけではない。
確かに子どもにとっては楽ちん。
自分は何もしない。でもお母さんが整えてくれる。
そんな子どもが良い大人になるはずない。
考えてみれば、私がなんでもやってしまうから、子ども達は脱いだ服もそのまま。
遊んだおもちゃもそのまま。
深く反省をしました。
ダメ親が子どもを育てることもある
わざとダメ親になるということではありません。
「ママ、忘れるかもしれないから、○○を持っていくことを覚えておいて!」
この一言で子ども達は自分で準備をしてくれるようになりました。
子どもの準備が手間取ったとしても手を出さずに見守ります。
そして言います。
「ありがとう。お陰で忘れずにすんだよ」
子どもには「自分のことは自分でする」というスタンスを身に着けさせることが大切です。
よかれと思って答えをすぐに教えたり身の回りの世話を何から何までやってしまったりすると、いつまでたっても親離れ・子離れできません。
また、自分の前に壁が立ちはだかった時、子どもは立ち止まってしまいます。
「困ったときは助けてもらえる」と安易に考えるようになり、結果として余計な失敗体験を積ませることに繋がってしまうかもしれません。
昨今、過保護の親が増えてきているようです。
みなさんも少しだけダメ親になってみませんか?

二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。
長男の出産をきっかけに、子育て支援をはじめ、高知県内外各地で子育てイベントを開催しています。
その中で、いかに、育児と家事を楽しむか、息を抜くか、手を抜くか(笑)毎日奮闘しています。
子育て応援「ZEROSAI」