今はゲームや動画配信サイト、スマホやタブレットなど、子ども達の楽しみが多様化してきています。
特に小学生でも高学年になると、ゲームを持っていないとお友達とのコミュニケーションがスムーズにいかないという話も聞こえてきます。
今回はそのゲームやスマホは使用時間によって、子どもの意欲や成績にも繋という”目からウロコ”なお話です。
ゲームやスマホは努力を打ち消す?
ゲームやスマホを長時間使っていても、勉強も長時間やってるから大丈夫。
と思っていませんか?
実は、そうではないそうです。
せっかくの努力が無駄になってしまう可能性があるのです。
東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授の仙台市の中学生約2万4千名に対して行われた「仙台市標準学力検査」及び「仙台市生活・学習状況調査」を結果を引用させて頂きます。
下の図は「スマホや携帯電話を使う時間ごとに見た数学の平均点」になります。
平日の勉強時間とスマホや携帯電話を使う時間ごとの数学の平均点を表しています。勉強時間にかかわらず、使っている時間が長くなれば、なるほど成績が悪くなっていくことが分かりますね。
画像・文の引用:中学生向けニュース(平成25年度作成pdf)http://www.city.sendai.jp/manabi/kurashi/manabu/kyoiku/inkai/kanren/kyoiku/documents/h22gakusyuiyoku.pdf
つまり、「ゲームやスマホの使い過ぎは、勉強の効果を打ち消す。」という事です。
ゲームやスマホは、日々の生活に欠かせないものとなってきました。これだけ身近にあると、どうしても使いたくなってしまいますよね。
ですが、上手な使い方を見につけると、成績にも意欲にも繋がる可能性があるそうです。
ゲームやスマホの使用時間と成績の関係を調べた所、1時間未満の子ども達の成績が一番良いという事がわかったそうです。
1時間程度なら、適度な息抜きとなり成績に悪影響を及ぼさないと考えられますね。
使用時間1時間を息子に試したら、驚くへき変化が!
うちの息子には、ゲーム時間1日30分というルールを決めています。でも、30分はあっという間なんですよね。お友達は続けるのに、自分は早々に終わる事に物足りなさを感じるようで、前々から抗議を受けていました(笑)
川島教授のお話も聞き、試しに1時間に変更する事にしてみました。但し、ルールを設定しました。
①やるべき事を全てやったら1時間ゲームしていいよ。
②22時には就寝しなきゃいけないよ。
息子は喜びました。だって、今まで倍ゲームが出来るんですから。
それからの息子は変わりました。
今までダラダラしていた宿題も、明日の時間割りも早々に終わらせ、自主勉強までし、ゲームの時間を確保しているのです。
きっかけはゲーム時間の確保ですが、これで自己管理能力がに身に付けば嬉しいですし、更に成績まで上がれば最高ですよね。
スマホ・ゲームなどデジタル機器を使うことで、自分たちに何が起こるかということに気付かせ、自分でルールをつくることが大事なんだそうです。
我が家でも、そろそろ、長時間ゲームは努力の無駄になるという話も息子にしようかなと思っています。
出典:
仙台市「学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト」
より
執筆/まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。