厄年の本当の意味とカン違いしがちな迷信・迎える前に知っておきたい対処法

投稿日:2021-11-01 更新日:

厄年の本当の意味とカン違いしがちな迷信迎える前に知っておきたい対処法

新しい年を迎える前になると、「来年、私は厄年だから良いことないかも……」といった話を耳にする機会も増えていきます。

厄年と言うとネガティブな印象があり、悪い出来事が起きる年と認識している人も多いでしょう。

実際に厄年を迎えた人から苦労話を聞いてしまうと、自分はどうなるのだろうと不安に思う人も多いようです。

しかし、巷で噂になっている厄年には迷信やカン違いが含まれています。

もしかしたら、自分で思っているほど厄年は怖いものではないかもしれません。

とくに厄年に当てはまる年齢が多いアラサー女性・アラフォー女性は、厄年についてこの機会にしっかり考えてみてはいかがでしょうか!

2022年(令和4年)女性の厄年チェック一覧表

:2022年(令和4年)女性の厄年チェック一覧表

2022年に厄年を迎える女性は、何年生まれなのでしょうか。
前厄・後厄も含めてチェックしてください。

前厄 本厄 後厄
18歳
2004(平成17)年生まれ
酉年(とりどし)
19歳
2003(平成16)年生まれ
申年(さるどし)
20歳
2002(平成15)年生まれ
未年(ひつじどし)
32歳
1990(平成3)年生まれ
未年(ひつじどし)
33歳
1989(平成2)年生まれ
午年(うまどし)
34歳
1988(昭和64・平成元)年生まれ
巳年(へびどし)
36歳
1986(昭和62)年生まれ
卯年(うさぎどし)
37歳
1985(昭和61)年生まれ
寅年(とらどし)
38歳
1984(昭和60)年生まれ
丑年(うしどし)
60歳
1962(昭和38)年生まれ
卯年(うさぎどし)
61歳
1961(昭和37)年生まれ
寅年(とらどし)
62歳
1960(昭和36)年生まれ
丑年(うしどし)

厄年の数え方は満年齢ではなく数え年で考えられることが一般的です。

数え年は生まれた年を1歳とカウントするため、現在の年齢よりも一つ多い歳で計算してください。

また、2022年の女性の大厄は1989(平成2)年生まれの33歳です。

厄年は人生において前厄・本厄・後厄と含めると4回訪れますが、その中でも「大厄」は最も災いが大きいと言われています。

厄年関連で頻繁に聞かれる勘違い

厄年関連で頻繁に聞かれる勘違い

実しやかに言われている厄年に関する話。もしかしたら“勘違い”かもしれません。

次から詳しく紹介します。

「厄年には悪いことが起こる」は本当?

厄年には悪いことが起こるとは限らない

そもそも厄年には曖昧な点も多く、その年を迎えるからと言って、必ずしも悪いことが起こるということではありません。

さらに女性では一番大きな厄年「大厄」の33歳に関しては散々(さんざん=33)の語呂合わせだとも言われており、これといった根拠はないようです。

また、女性の厄年がアラサー・アラフォー世代に多いのは、結婚や出産、育児などのライフイベントを経て体調を崩しがちな年齢のため、注意喚起をしているといった考え方もあります。

とくに大厄の33歳に関しては出産や子育ての他にも働き盛りの夫を支え、一家を切り盛りする主婦として、精神的にも肉体的にも大変な時期だからという説もあります。

そして、これらの年齢については、厄年という概念が広まった江戸時代以降ということも忘れてはいけません。

寿命が延びさらに医療技術が発達し、ライフスタイルも大きく変化した現代女性にとっては、これらの年齢に疲労のピークがくるという説は、必ずしも当てはまるとは言えないでしょう。
そのため、最近では61歳の厄年を本厄と考える説も出ているようです。

「大きな決断は避けるべき」は本当?

きな決断は避けるべきとは限らない

厄年には「家を買わないで」「転職は避けるべき」「結婚は延期した方が良い」など、人生に関わる大きな決断は避けた方が良いとも言われています。

しかしこちらの決断についても、これといった根拠はないようです。

あえて言うのであれば、20代から努力や経験を重ねてきた女性が、30代になって何らかの大きな決断をする場面も増えてくるはずです。

決断の中には成功だけでなく、後悔をすることもあるでしょう。

厄年に相当する年齢は、そういった人生の大きな決断をする年齢であり、「もっとこうしたら良かった……」というような後悔の念を抱く人もいるということで、厄年には大きな決断は避けるべきだと言われているのかもしれません。

また、厄年は「役年(やくどし)」という説もあります。

これはやっと人の役に立つことができる歳になったという考え方で、一人前の人間になったという証だとも考えられています。

厄年を迎える人がより良く過ごすための2つの提案

厄年を迎える人がより良く過ごすための2つの提案

ここまで厄年に関するネガティブな情報は、勘違いであることが多いとお話ししてきました。

そう考えると、厄年はどうやって過ごせば良いのか悩んでしまう方もいるかもしれません。

そんな人に向けて、厄年の過ごし方を2つ提案させてください。

厄年だと気に病むことなく健やかに過ごす

厄年だと気に病むことなく健やかに過ごす

「今年は注意が必要な年なのだ」とポジティブに捉え、慎重に行動するきっかけにしていきましょう。

厄年が気になるなら厄払いに行く

厄年が気になるなら厄払いに行く

どうしても自分の厄年が気になったり、何か行動を起こすにおいてネガティブな要素になったりするのであれば、神社での厄払いを検討してみてはいかがでしょうか。

厄払いのタイミングですが、本厄と後厄の2回お参りする人が多いようです。

その理由としては、厄年の真ん中である本厄はもちろんのこと、後厄は一番厄が強いと言われているためです。

厄払いに行くタイミングとしては、元旦から旧暦の大晦日にあたる節分(2月3日ごろ)までに行うのが一般的です。

厄年はライフスタイルや健康を見直す良い機会だと考えよう

厄年はライフスタイルや健康を見直す良い機会だと考えよう

厄年と聞くとどうしてもネガティブに受け取ってしまいますが、そうすると30代の女性はほとんどは身動きを取れずに10年間が終わってしまいます。

30代の女性には結婚や転職、マイホーム購入など、今年は厄年だから数年後に実行しよう……とは言っていられないライフイベントも多く訪れる年代です。

今年は厄年だからと難しく考えるのではなく、人生の一つの節目として受け入れ、ライフスタイルを見直したり、健康について今一度考えてみたりする良いきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いたライター
詩乃(しの)
占い師として活動して約10年。一時は年間200名を鑑定。得意な占術はタロットと西洋占星術で、好きなのは宿曜。結果はできるだけはっきり、そして相談者さまがこれからどうすればいいのか?を分かりやすく伝えるように心がけています。

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