仕事で忙しい母親。
心の中では、子どものことを想っているのだが、それを言葉にして伝えることはない。
その母親に不満を持つ子ども。
「今日は一緒に食事をする。」と約束をしても仕事でどうしてやらなければいけない状況となり、子どもとの約束を破ってしまう。
テレビドラマでこんなシチュエーションを見かけたことがありませんか?
これって、誰もがドキっとするシチュエーションかもしれないですね。
立ち止まる勇気
お子さんの誕生日に、どうしてものトラブルが起こってしまった時、あなたならどうしますか?
もし、目の前に大きなチャンスが舞い込んできたら?
これ、とっても難しいと思います。
仕事にやりがいを感じている人ほど、思い入れもあるし、その場に立ち会いたいという思いが強いと思うんです。
特に、経営者や自営業の人は、「自分がやらなければ」という思いだと思います。
これが積み重なっていくと、子ども達の心の中には、隙間が生じてしまい、後に、親への不信感や非行などに繋がっていく可能性もあります。
私は、その前に少しだけ立ち止まって考えてみる事にしています。
目の前の事で突っ走ってしまう前に、大事な事は何か考えるようにしています。
すると、「まず、子どもに謝らなければいけない。」という事。
次に、「今、どれだけ大変か」という説明をする事。
そして、「今を良くするために協力をして欲しい。」とお願いする事。
幼い子どもであっても、ママやパパの危機を感じて力を貸してくれるはずです。
家族は空気と同じ
私の考えですが、家族って、空気のような、あって当たり前の存在で、普段は感じないかもしれないけど、無くなると生きていけない。
当たり前の存在の価値って、無くならないと気付かない人が多い。
幼稚園や小学校の夕涼み会や夏祭りも、それを主催する保護者会やPTAの方々がいるから、毎年当たり前のように開催されている。
それに気づかない人が多く、「今年の夕涼みはイマイチだったよねー。」なんて平気で言ったりする。
当たり前って、人を鈍感にさせるんですよね。
話が横にそれましたが、「立ち止まる勇気」が必要だと思うんです。
立ち止まるには勇気がいります。
でも、このまま進んで停止状態になるより、一旦立ち止まって、自分や周りを見直して、ボタンの掛け違えた部分を修正していけば、きっと、また、今まで以上に太い絆が出来る!
無理をしても、いい事はないはずです。そして、立ち止まる事で、多くの事を学べるはずです。
苦渋の決断になる事もあるかもしれない。
しかし、何が一番大切なのか。
「家族だから、きっとわかってくれる。」
そんな思いは、もしかしたら、こちら側の勝手な解釈かもしれません。
あるテレビドラマを見て、気付かないうちに、大切なものを傷つけているのではないか。と思った私でした。
執筆/まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。