離婚をしたカップルに対して「やっぱり」と感じることってありませんか?
自分ではない、ほかの夫婦の離婚はそうやって予測ができるのに、なぜか自分のこととなると、その兆候を見落としがち……なんてことは珍しくありません。
ですが、関係がうまくいかず、離婚へと進んでいく夫婦には、やはりそれなりの“兆候”があるものです。
何気ない日常の夫婦生活の中に紛れ込んでいる離婚の兆候を考えてみましょう。
夫婦の間での“違和感”には敏感になるべき
ケンカだとか、精神的・肉体的DVだとか、そういう何らかの事態が起これば、「離婚に進むかもしれない」と簡単に思えます。
ですが、離婚の兆候がすべて、そのようなわかりやすい出来事であるわけではありません。
ただ、共通しているのは、“何かがおかしいぞ”という違和感があること。
結婚したときには感じなかった「うん?」というモヤモヤ感……。
そこを見て見ぬふりをすると、そのまま離婚へと一直線に進んでいくことになるかもしれません。
具体的にはどのようなモヤモヤが離婚へと繋がっていくのでしょう?
離婚の兆候1:生活のズレ
共働きが当たり前の時代となった今、生活のズレが生じることは避けられません。
ですが、結婚してしばらくは感じなかったズレを、頻繁に感じるようになれば、それは離婚の兆候として捉えたほうがいいでしょう。
たとえば、食事。
結婚したときは「ごはんは一緒に」というのが自然の流れだったのに、最近は食事を一緒に取ることがなくなった……。
そんな変化は、見逃さないでください。
夫婦の間にすれ違いが生じやすくなる環境で、ちょっとの衝突で離婚に至ってしまう危険があります。
ほかにも、一緒に眠ることがなくなった、といった、生活に変化が出てきたときは、軽く考えないほうが良いでしょう。
離婚の兆候2:ケンカがない
夫婦とはいえ、他人。一緒に生活をしていれば、意見が衝突することもあるでしょう。
にもかかわらず、夫婦でケンカが全くないという場合は、注意が必要です。
お互いに不満を溜め込んでいるかもしれません。
「言ってもムダ」という本心がある場合、愛が冷めている可能性も……。
本当に気が合ってケンカがないのか、ケンカさえ面倒だと思っているのかを見極めることが大事です。
離婚の兆候3:会話を避ける
パートナーが家に帰ってきたら、そそくさと寝室へ行って寝たふり。食事を一緒にしているときも、会話はゼロ。
会話をはじめとしたコミュニケーションを避けるのは、離婚の兆候と言えるでしょう。
心の中で「できる限り関わりたくない」という拒絶反応が出ていることの表れかもしれません。
離婚の兆候4:家に帰りたくない
仕事が終わって疲れているのに、家に帰りたくない……。
そんな気持ちは、離婚の兆候と言えるでしょう。
家が、心を癒す場所ではないことを示しているのです。
家に帰りたくないから、夜遅くまで時間をつぶし、家に帰って「どうしてこんなに遅いの?」と責められ、ますます帰りたくなくなる……。
ああ、もう別れたい。
このようにして、離婚が近づいてくるのです。
離婚の兆候5:理由なき嫌悪感
パートナーが何か良くないことをしたわけではない。
傷つけるようなことを言ったわけでもない。
それなのに、なぜかイライラしてしまったり、近づかないでほしいと思ってしまったりする……。
そんな気持ちが夫婦の間に芽生えたら、離婚の兆候と捉えるべきです。
何か一つ嫌な一面が見えてしまったとき、それ以外の部分もすべて嫌だと嫌悪感を抱いてしまうことがあります。
そうなると、夫婦として関係を築いていくのは少し難しいでしょう。
いかがでしたか? パートナーとの間に離婚の兆候は表れていませんか?
「変わらない関係を続けている」と思っていても、離婚の兆候が見え隠れすることもあるかもしれません。
少しの違和感からも目を背けず、夫婦で話し合う時間を持つことで、兆候を消していくこともできるはずです。
なんとなく夫婦生活を続けるのではなく、心が感じることに敏感になるようにしておくと離婚へ進まずに済むでしょう。