長期の休み(夏休み、冬休み)明けは登校を渋るお子さんも多くいそうですよね。
「今日は学校へ行きたいくない」
子どもにそう言われたとき、無理やり行かせるべきか、休ませてあげるべきか、
親としてどう判断するか迷うこともあるのではないでしょうか。
不登校は予期せぬタイミングで始まります。
昨日まで学校に通っていても突然通えなくなるのが不登校なのです。
おそらくママからしてみれば、なぜ学校に行ってくれないのか、ウチの娘はずっと家でゲームしているのか、自問自答を繰り返していることでしょう。
たとえお子さんが不登校になっても焦らなければきっと大丈夫。
今回は筆者自身の不登校経験をもとに、学校へ行きたくないと言われたときの対処法をご紹介いたします。
毎朝泣いて登園拒否…思いきって休ませたら意外とOK
親も子どもも人生初めての不登校
不登校が始まったとき、しばらくは母親と喧嘩続きの日々でした。
そもそも学校に行きたくない気持ちでいっぱいですから、私自身は起きる気力もありません。
しかし、娘が不登校になったことを受け入れられなかった母は毎日のように罵声を浴びせ、最初のうちは無理やり行かせようと必死でした。
今、大人になって振り返ってみると、親も子どもも初めての不登校だったからこそ、お互いに精一杯になってしまったのだと考えられますが、当時はそんな考えにも至らず、日々険悪な空気になっていくだけ。
できれば、不登校になったお子さんに対しては、そっとしてあげるのがベストだと思います。
おそらく何かのタイミングでどうしてお休みしたいのか話してくるはず。
なかには通常の生活に戻るまで(長期間時間をかけても)話さないお子さんもいらっしゃるようですが、いずれにしても、怒鳴る・怒ることだけはしないように、ブレーキをかけましょう。
不登校になってもいろいろな道があることを親子で話す
不登校になったのは今から10年近くも前です。
私の記憶では今ほど不登校に関するニュースもなく、フリースクールやサポート校も場所が限られていました。
筆者の場合は、自分でインターネットを使って、フリースクールに通いながら中学の卒業を目指す方法があることを知りましたが、もし今、お子さんが不登校になっているなら、ぜひ人生は人間の数だけいろいろな道があることを話してみましょう。
真剣に訴えかけなくても、美味しいお菓子でも食べながらざっくばらんに話す程度で十分。
学校を休んでいる、輪に入れないから、社会的にアウトではなく、今の時期を乗り越えれば一つの個性として認められるということを大人から子どもへ教えてあげてください。
不登校・登校拒否のときに「行きなさい」は禁句
「学校へ行きたくない」と子どもが親に訴えかけているときは、親が思っている以上に本人は限界を感じているはずです。
きっと今日「学校に行きたくない」と思ったから今日伝えたのではなく、数日、あるいは数週間、自分なりにもがいた結果、どうしても状況を変えられなくて大人に相談している可能性があります。
不登校といっても、いじめが原因とは限らず、様々な要因が考えられるため、一概に共通の対処法があるとは言えませんが、「学校に行きたくない」と言われたら「行きなさい」だけは言わないように気をつけましょう。
きっと本人からしてみれば、家族へヘルプサインを出しているのに「行きなさい」と頭ごなしに言われると、場合によっては自分の存在価値すらも否定されると捉えかねません。
「行きなさい」ではなく「何かあった?」と事情だけ伺ったり、あるいは「ちょっと疲れちゃった?」と優しく声をかけてあげてくださいね。
いかがでしたか?
子どもが親に対して「学校に行きたくない」と言うほどですから、よほど何らかの原因によってストレスが蓄積されていたのでしょう。
どうか頭ごなしに否定せず、本人が今まで一人でがんばってきたことをたくさん褒めてあげてください♪
中学時代不登校を経験し専修大学法学部に進学後、 webライターとして活動開始。現在は恋愛・ライフスタイルなど 様々なジャンルのコラムを執筆中。