1歳前後になると、卒乳や断乳という言葉が周りから聞こえてくるようになります。
周りから「断乳している」「卒乳した」という言葉を聞いては、焦ったり、不安になったりするママは多いと思います。
中には、ママの「二人目の妊娠」「職場復帰」「病気」などの理由で、断乳という人もいると思います。
母乳育児は、人によってそれぞれです。
さて、母乳はいつまであげるべきなのでしょうか?
兄は2歳、妹は6歳で卒乳
私は、兄(現在10歳)、妹(現在7歳)ともに母乳育児でした。
兄は、妹の出産の1カ月前(2歳2ヵ月)までお乳をしていました。
臨月になった私は、しんどさなどもありましたが、「無理にやめさせる事はない。本人が納得いくまですればいい。」が私の考えでした。
兄は長女の出産1カ月前に、突然、卒乳しました。
妹の誕生を何か感じたのかも知れないし、僕はやり切った!と納得したのかもしれません。
嬉しいような寂しいような、そんな兄の卒乳でした。
妹も兄と同じように「本人が納得するまですればいい。」と育て、小学1年生の半ば程まで、寝る時だけ添い乳をしていましたが、ある日、突然に卒乳となりました。
批判的な意見もあった
「え!?まだお乳しているの!?」と批判的な言い方をする友人もいました。
やはり「断乳すべきか」と悩んだ時期もありましたが、「お乳を求めるのも、きっと本人に理由があるはず。この子にとって、お乳は安全で安心できる場所であるに違いない。だったら、やはり本人が納得するまでさせてあげよう!」が私の結論でした。
結果、兄も妹も「本人が納得するまでお乳をする」事が出来ました。
これが、今の私にとっては凄く誇りとなっています。
何より、本人達の意志で、満足した卒乳になったのではないかと思っています。
何度か「甘えん坊さんになるよ」「まだ赤ちゃんのまま?」など言われ、不安になる事もありました。
しかし、その言葉とは反対に、兄は優しく思いやりのある子に成長し、妹はしっかりした笑顔の可愛い子に成長しました。
何より、二人とも母をとても大事に思ってくれます。
余談ですが、まだ小1の娘が寝る時だけ添い乳をしていた頃、乳癌検診の触診をしてもらってもらったことがありました。
先生はいきなり「えええ!」と大きな声。
そして、私のカルテを見るなり「母乳出てますよ!赤ちゃんいないですよね?えええ!」とかなり驚かれました。
私もまさか添い乳だけの生活で、まだ母乳が出ている事にかなり驚きました。
長男の出産から考えると、私は8年間、母乳が出ているという事になり、なんだか笑えました(笑)
これも貴重な経験です。
母乳育児に正解はない
ひと昔前は、「1歳になったら断乳」という時代があったと聞きます。
もしかしたら、実母や姑の意見に惑わされている方もいるかもしれません。
私の考えですが、母乳育児は「ママがどう納得するか」が大切だと思っています。
無理に断乳せず、寝る時の添い乳だけは続けるのも良いと思いますし、完全に断乳でもいいと思います。
大切なのは、周りが断乳したから断乳ではなく、「ママが納得し、子どもの成長の流れに任せる」という事だと思っています。
我が家は、ママも子どもも共に納得し、母乳育児を終えられて事に、とても満足しています。
執筆/まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。