「味が落ちる」は間違い!? 冷凍ご飯をふっくら、おいしく食べるための冷凍・解凍法

投稿日:2019-01-20 更新日:

「まずい」「苦手」という声が少なくない冷凍ご飯。冷凍保存したご飯は炊きたてよりも味が落ちるのは当然、と諦めていませんか。ご飯をふっくらと、おいしく冷凍・解凍するコツをご紹介します。

冷凍ご飯をおいしく食べるためのコツは?

 炊いた「米」の冷凍保存に関して先日、SNS上などで話題になりました。冷凍保存後、解凍して食べるご飯について「食感が悪い」「風味が落ちる」などの理由で苦手と感じている人が少なくないようです。多めに炊きすぎてしまった時や忙しい時、ご飯を冷凍して作り置きできると便利ですが、冷凍ご飯を家庭でおいしく食べる方法はないのでしょうか。オトナンサー編集部では、料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんに聞きました。

炊き立てを冷凍するのがコツ

Q.炊いた米を冷凍保存すると風味が落ちるのは事実でしょうか。

関口さん「冷凍すると風味が落ちるのではなく、炊飯器で保温しておいた余りご飯を冷凍することで、味や風味、食感が劣化するのです。ご飯を冷凍保存する場合は、できるだけ炊きたてを使ってください。冷凍方法を工夫することで、炊きたてと同じくらいおいしく食べられます。この方法は玄米や雑穀米でも有効です」

Q.ご飯の風味を損なわずに冷凍保存する方法や、気を付けるべきポイントについて教えてください。

関口さん「炊飯器の保温時間が長くなるほど味が落ちてしまうため、できるだけ炊きたてのご飯を使いましょう。ラップを使う場合はご飯茶碗にラップを敷き、1食分ずつ包むのがコツです。こうすることでご飯を早く冷ますことができ、解凍時間も短縮できます。

ご飯から出る湯気はパサつきを防いでくれるので、熱々のままふんわり包みましょう。おにぎりのように握ったり、きつく包んだりすると団子状態になり、食感が悪くなります。保存容器を使う場合も同じ要領です。包んだご飯は粗熱が取れるまでそのまま常温で冷まし、冷凍庫に入れて急速冷凍するとおいしさがキープできます。素早く冷凍するコツは、ラップに包んだご飯を重ね入れしないこと。粗熱を取ったご飯は、適度に間隔を取って並べ入れ、冷凍庫の冷気が全体に行き渡るように保存しましょう。冷凍庫内に食品がたくさん詰め込まれていると冷えが悪くなるため、日頃から庫内の空きスペースを多めに確保しておくことも早く冷やすポイントです。また、ご飯を包む際に、薄く平らな形にすると、冷えるスピードがさらに早まります。保存期間は1カ月以内を目安に食べ切りましょう」

Q.冷凍ご飯を上手に解凍するコツや、解凍時に気を付けるべきポイントはありますか。

関口さん「解凍する時は、電子レンジで加熱して一気に温めてください。ご飯1膳分(150グラム)の場合、600Wで3分程度が目安です。途中、ご飯自体が半解凍されてほぐれる程度(1分半程度が目安)まで加熱されたら裏返し、熱々になるまで加熱します。こうすることで加熱ムラが減り、均一に解凍できます。あとは茶碗に移し、箸で空気を入れるようにほぐすと、炊きたてのようなふんわりとしたご飯に戻ります。この時、電子レンジの解凍モードは使わないでください。ご飯がパサパサになってしまい、おいしさも食感も失われてしまいます。玄米や雑穀米も同じ方法で解凍しましょう」

Q.すぐに冷凍できなかった場合や万が一解凍に失敗した場合、冷凍ご飯をおいしく食べられる調理法は何ですか。

関口さん「雑炊やリゾット、ドリアなどはスープやソースと一緒に食べるので、ご飯自体のテクスチャーや香りを気にせず食べることができてお勧めです」

(ライフスタイルチーム)


関口絢子(せきぐち・あやこ)
料理研究家・管理栄養士・インナービューティースペシャリスト

米国栄養カウンセラー、ヘルスケアプランナー。企業やウェブサイトなどの各種メディアで、レシピやコラム、企画提案などを行う。斬新なアイデアやニーズを捉えた企画が人気を博し、CM用のフードコーディネートやフードスタイリング、商業施設のフードプロデュースなど多岐にわたり活動。「毎日続けられること」をモットーに簡単・おいしい・おしゃれ、かつ美容と健康に直結したレシピを発信。自らの体調不良を食で克服した経験から執筆した著書「キレイになる!フェロモンレシピ」で「食から始めるアンチエイジング」をテーマに、女性が一生輝き続けるための食事法を紹介。セミナーや女性誌の特集で人気を集めている。オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/ayako-sekiguchi/)。

 

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