
しつけのため?
言うことを聞かないから?
頭をポンと軽く叩くものから、お尻をピシャっと叩くものまで、子供を叩くことが子育ての一部になっているというママが少なくありません。
一方で、育児支援の世界的なモデルとなっているスウェーデンでは子供を叩かない子育てが浸透しつつあります。
子供を叩かなくてもうまくいく子育てとは、どのようなものなのでしょうか。
今回はスウェーデンでの子育てをお手本に、子供を叩かずに育てる際の極意3つを紹介します。
叩かない極意1:ママ自身が落ち着く
子供を叩いてしまう時って、ママ自身の衝動が抑えきれなくなって咄嗟に……ということ、ありませんか?
ですから、子供を叩きそうになったら、まずは子供から少し離れましょう。
そして、大きく深呼吸をしてみましょう。
ママに怒られるようなことを子供が繰り返してしまうのは、子供の記憶力が未熟で覚えていられないという可能性もあります。
子供に悪気はないのです。
まずは、ママが冷静になりましょう。
叩かない極意2:子供に伝わる口調で叱る
ママが子供を叱る時に、伝えたい思いが強いせいか、どうしても大声になりがちです。
しかし、特に男の子にとっては、大声よりも効き目がある叱り方があります。
それは何かというと、目を合わせ、低い声で最初のひとことで叱ること。
男の子の場合には、こちらのほうが効果的です。
ちなみに、女の子はどうすると伝わりやすやすいかというと、「自分が悪いことは分かっているのよね?」という前提であることを示しながら優しい口調で叱ること。
女の子の場合には、こちらのほうが効果的です。
この叱り方を続けていくことで、子供の理解が進み、ママが叩かなければならないというシーンも徐々に減っていくでしょう。
叩かない極意3:指摘をする時には具体的に
「ダメ」という結論を繰り返し子供に伝えても、伝わらずに繰り返されることが少なくありません。
ですから、子供を叱る時には、どうして欲しいのかということを具体的に子供に言いましょう。
そうすることで、子供は自分の力で「こうすれば怒られない」という方向性を考えるようになります。
学習するきっかけを与えるということです。
いかがでしたか?
最初は難しいものもあるかもしれませんが、意識的に取り入れることで、叩かずに子育てできるようになっていくのではないでしょうか。
とはいえ、最初のうちは子供を叩いてしまうこともあるでしょう。
そんなときには、すぐに子供を抱きしめましょう。
そして、子供を抱きしめながら「ごめんなさい」「ママはあなたが大切よ」と伝えてあげてください。
子供が健やかに成長するためにも叩かない子育て実践していきたいものですね。