この世界は、「火・風・土・水」の4つの属性で成り立っているとしたこの理論は現代でも生きているのです。
皆さんにとって一番身近なのは「季節」でしょう。
「春・夏・秋・冬」が「4体液病理学説」の「火・風・土・水」にあたります。
東洋医学は、「木・火・金・土・水」の5つの属性、アーユルヴェーダは「ヴァータ・ピッタ・カッパ」の3つの属性も「4体液病理学説」でしっかりと合致する理論なのです。
また子供の教育として現代で存在する「シュタイナー教育」はこのヒポクラテスの「4体液病理学説」を教育に活かしたもので「胆汁質・多血質・憂鬱質・粘液質」で分けて子供の個性を活かした幼少教育に役立てております。
他にも、ヴィヴァルディの有名な「四季」はこの「4体液病理学説」を元にしたヒーリングミュージックであること、画家のアルチンボルドの描いた「四季」の4枚「四大元素」の4枚の絵もそれぞれ合わせると顔合わせになっており、ヒポクラテスの「4体液病理学説」によるものと考えられています。
女性で流行っているアロマ・ハーブもこの「4体液病理学説」で属性分けがされているんですよ!
そして今回紹介する12星座も「4体液病理学説」によって4つの属性に分かれています。
火 | 牡羊座(おひつじ座)・射手座(いて座)・獅子座(しし座) | 風 | 天秤座(てんびん座)・双子座(ふたご座)・水瓶座(みずがめ座) |
土 | 山羊座(やぎ座)・乙女座(おとめ座)・牡牛座(おうし座) | 水 | 蟹座(かに座)・蠍座(さそり座)・魚座(うお座) |
さらに星座には、活動性に関して3区分に分かれています。
活動宮 | 牡羊座(おひつじ座)・天秤座(てんびん座)・山羊座(やぎ座)・蟹座(かに座) | 柔軟宮 | 射手座(いて座)・双子座(ふたご座)・乙女座(おとめ座)・魚座(うお座) |
不動宮 | 獅子座(しし座)・蠍座(さそり座)・牡牛座(おうし座)・水瓶座(みずがめ座) |
さらに、男性性女性性でも、下記のように星座は分かれています。
男性宮 | 牡羊座(おひつじ座)・双子座(ふたご座)・獅子座(しし座)・天秤座(てんびん座)・射手座(いて座)・水瓶座(みずがめ座) | 女性宮 | 牡牛座(おうし座)・蟹座(かに座)・乙女座(おとめ座)・山羊座(やぎ座)・魚座(うお座) |
これを知っているだけでも星座には性質があることがわかります。
これにホロスコープの星回りを使って占星術を行っています。
東洋医学の理論「陰陽五行説」も占い四柱推命として使われております。「木・火・金・土・水」の5つの属性と「陰・陽」の2つの属性で占いをします。
いかがでしたか?このように、古代から占いと医学は密接な関係があるんです。
ホリスティック薬剤師/メディカルライター
医療現場の薬の現状に疑問を感じ、自分の体と心の不調の経験から、個人を焦点に当てた医療に興味を持つ。ホリスティック医学・マインドフルネスと出会い「体・心・魂」の三位一体の健康から生き方まで発信し研究している。