季節の変わり目になると風邪をひきやすくなりますよね。
風邪をひかないように、今のうちからしっかり予防しておきましょう。
風邪のひき始めは人によって、喉からだったり、鼻からだったり、熱からだったりと人によって違います。
症状ごとに風邪対策を使い分けてみると良いでしょう。
今回は風邪のひき始めの症状ごとにおすすめの市販薬と免疫力をあげる予防方法を紹介します。
・風邪が喉からくる人におすすめの市販薬
・喉風邪の予防と対策
■風邪が鼻からくる人
・風邪が鼻からくる人におすすめの市販薬
・鼻風邪の予防と対策
■風邪が熱からくる人
・風邪が熱からくる人におすすめの市販薬
・熱風邪の予防と対策
■風邪の予防と対策まとめ
風邪が喉からくる人
喉の痛みは風邪の初期症状の代表的なものです。
喉から風邪がくる人の多くは口を開けて寝ていることで喉が乾燥してウイルスがとどまりやすくなって炎症が起きます。
そしてウイルスが肺まで入っていくと外に出そうとして咳となります。
咳は体の外へ出そうとしている反応ですので、咳を止めることは体にウイルスを侵入させやすくして、鼻水、発熱、だるさを起こす症状へと悪化させる可能性があります。
風邪が喉からくる人におすすめの市販薬
どうしても咳が止まらなくて苦しい時には市販薬のアスゲンのような咳専用のものがおすすめです。
咳止めの多くは脳内の咳中枢の反応を抑制するような働きのものが多いので、脳に作用するものではなく呼吸しやすくする気管支を広げるよう無くするを使う方が副作用的な面でもまだ安心です。
喉風邪の予防と対策
咳風邪予防には、マスクをして就寝したり、スチーム吸入、起きたときに口をゆすいでから奥までうがいをしたりするのも大切です。
また、アロマのハッカ油には、呼吸をしやすくする作用があるため咳を止めるのにも効果的です。
温めたタオルにハッカ油を垂らしたり、カップにお湯を入れてハッカ油を垂らして吸ったりするのも良いでしょう。
風邪が鼻からくる人
鼻から風邪がくる人の主な原因は、部屋のハウスダストや花粉、ダニ、ノミの死骸などの汚れた空気を吸う環境にいることで起きます。
部屋の掃除を定期的にすることが鼻風邪予防になります。
または、食べ物によるアレルギー反応として鼻炎の症状が出ている可能性もあります。
鼻水も体から余計なものを排泄している反応ですので、止めることは逆に体にウイルスやアレルギーになるような物質を取り込みやすくなります。
風邪が鼻からくる人におすすめのの市販薬
鼻水が止まらなくてしかたがないときには、アレジオンのような鼻炎用の薬を使うのがおすすめのです。
鼻炎薬に多い副作用の眠気が少ないことや体内時計のメカニズムからアレルギー物質となるヒスタミンが生成されやすい時間帯が22時頃ということが分かっているため、アレジオンの就寝前服用が有効だと考えられます。
鼻風邪の予防と対策
鼻うがいをすることで、鼻の粘膜が乾燥せずに適度な水分を帯びるようになります。これにより、鼻の中が洗浄されて細菌、ウイルス、アレルゲンを体に取り入れるのを防いでくれます。そうすると次第に鼻水も治まります。
ハッカ油も鼻の通りを良くするので鼻風邪、鼻炎にもおすすめです。
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風邪が熱からくる人
熱風邪の原因は、ウイルス感染。
熱風邪は、風邪がかなり進行したときに起こる症状です。
風邪は、咳、のどの痛み、鼻水が同時にまたは症状が連続的に起こります。
熱が出ているときにはすでにウイルス感染して免疫が働いていることで発熱が起きています。
風邪が熱からくる人におすすめの市販薬
あまりの高熱でどうしても必要な場合には、パイロンPL顆粒のような熱を下げる薬を使って養生しましょう。
また、解熱薬の中にはインフルエンザだった場合に使用すると脳炎を引き起こす可能性があるものが存在します。
そのため、インフルエンザであっても大丈夫なように「アセトアミノフェン」を成分として配合した解熱剤を使うことをおすすめしております。
熱風邪の予防と対策
この発熱をむやみに下げると風邪が長引く可能性があります。
解熱剤を使うよりも、速乾性のある服装で寝ること、あまり厚い布団で寝ないこと。
これを防ぐだけで汗が逆に冷えてしまって体の発熱がより増してしまいます。
汗は、適度に乾くような状態にするのも早く治すのには大切です。
また、風邪のときは水分補給を優先して、あまり食事をとるのは控えるようにしましょう。
食事をいただくときには消化に負担が少ない、おかゆ、甘酒、スムージー、酵素ドリンクのようなものがおすすめです。
ハッカ油の清涼感も体感的に涼しくしてくれます。
風邪の予防と対策まとめ
風邪のときほどできるだけ食事はしない方が良い、または消化に負担がかからないものを食べた方が良いことが分かってきました。
それは消化酵素と代謝酵素の関係によるものです。
体調が悪い時には、体は代謝酵素をできる限り活性化して、免疫力を上げて体内の余計なものをどんどん外へ出そうとする働きが強くなるからです。
そのため、定期的に代謝酵素を優位にしていくことで、日常的に免疫力を上げて、有害物質を排泄していくことは風邪だけでなく多くの不調を癒すのにも大切な事です。
私は、腸の1日の体内時計の考えから、朝が排泄を促す時間帯なので、消化に負担がかかるものを避けています。
最近はやりの「ファスティング」もこの理論によるもので消化酵素を使うことを断食することで抑えて、逆に代謝酵素に使うエネルギーを増すことで、体内のデトックスと免疫力向上が期待できます。
デトックス法もたくさん種類がありますので、自分に合うもので常に毒出しをして、免疫力を上げておくことを心がけましょう。
ホリスティック薬剤師/メディカルライター
医療現場の薬の現状に疑問を感じ、自分の体と心の不調の経験から、個人を焦点に当てた医療に興味を持つ。ホリスティック医学・マインドフルネスと出会い「体・心・魂」の三位一体の健康から生き方まで発信し研究している。