家族との共同生活は、家の中をキレイに保つことがとても困難ではないですか?
ママが掃除好きかどうかにもよりますが、一人一人のほんのちょっとの心掛けである程度スッキリするはずなのに、みんながやらなければ何でも出しっぱなしの散らかり放題。
毎日共同で使う場所も乱雑になると、全てママ一人でいつでもキレイにするのは負担だし、毎回注意するのも疲れて嫌気がさします。
でも、共同生活上のルールやマナーを子どもに教える必要がありますよね。
そんな時に思いついたのが「貼り紙」。
その「貼り紙」を作るコツとは?
感情を押し付けず、ママ以外のキャラクターに言わせる!
ママがお願いしたいことを書こうと思うと、ママ目線の言葉になります。
「使った物は元の場所へ戻してください!」
「ゴミはゴミ箱へ捨ててください!」
でも、怒りや焦りも感じられる命令口調は、お互いに気持ちよくありません。
そこで、「第三者目線」に注目。
例えばお店のPRで、「うちの店こんなに凄いんです!」とガンガンアピールしても、読んだ側が「そりゃーお店の人は良いことばっか書くよね」と感じて素直に受け取ってもらえないことがありますが、当事者でない第三者の言葉なら、冷静で説得力が増すのです。
だから、伝えたいことは子どもが好きなキャラクターに言わせましょう。
効果は3か月だけど、子どもがパパを注意するように
家中が貼り紙だらけになるのは避けたいので、優先順位を考えて絞ります。
我が家の場合は、トイレ、お風呂、洗面所の3か所。
貼った時の見栄えを考え、1か所分は、大き過ぎず小さ過ぎないA5サイズ(A4の半分)に収めました。
キャラクターは、息子も娘もパパも大好きな「ポケ〇ン」を使用。画像を貼り付けたり、シールを貼ったり、切り抜きを糊付けしてもOK。文章はセリフのように吹き出しにしても良いのですが、筆者は面倒なので箇条書きにしただけです。
ポイントは、
「拭いてください!」ではなく、「拭いておこうね」
「整えなさい!」ではなく、「整えようね」
などとすることで、ソフトに促すような表現になります。
なぜそうする必要があるのか理由も付け加えると、子どもにはわかりやすいようです。
筆者は勝手に作りましたが、家族で話し合ってルールやキャラクターを一緒に考えるのも良いですよね。
子どもは、好きなキャラクターがいることで興味をもちます。読めない子には読んであげればいくつかはすぐ覚えますし、大人より従順。パパのことを注意するようになりました(笑)。
残念ながら、貼り紙は3か月も経つと目に入らなくなり、効力も減退。
キャラクター、文言、大きさ、色、貼り方、貼る場所などに変化をつけ、再掲示してみてください。
いつか身について、貼り紙が要らなくなる日を願います。
7歳男児、3歳女児、44歳夫と4人家族で、育児・家事に翻弄される毎日。13年勤めた会社を退職後、現在は月刊誌の取材・執筆・撮影に携わる。一方で子供に関わる社会問題にも関心を寄せる。好きな食べ物はマカロン。