休日の終わりが刻々と近づく日曜夕方。
「やったあ!月曜日ワクワクするなー!」という方はいますか?
大抵は「あーまた月曜日が始まる…仕事かぁ」と憂鬱になる人が多く、筆者の元同僚は日曜の昼から気持ちが沈んでくるそうです。(早っ!)
専業主婦だと家族がいる土日の方が忙しく、平日が楽しみな人もいるかもしれませんが、昔を思い出してください。
月曜日はどんよりしていましたよね。
日曜夕方に放映される「サザエさん」の時間になると憂鬱になってくる「サザエさん症候群」。
症状が子どもに表れた場合、どうすればいいでしょうか?
日曜夜に、布石を打つ!
急にぐずると、「さっきまでご機嫌で遊んでいたのに、なんで?」と思いますが、問い詰めずに、小さなことでも楽しみを見つけて声掛けをしてみてください。
「明日は保育園(幼稚園)で〇〇くんと遊べるね」など、仲良しのお友達の名前を出す。
食べるのが好きな子には、「明日のメニューは大好きな〇〇だよ」「〇曜日はプリンだよ」など、給食やお弁当を楽しみにさせる。
食べるのが苦手な子の場合は、「食べなくてもいいよ」「〇〇だけ食べればいいよ」と、許容する。
「明日は何か制作かな?」「そろそろ〇〇会の練習が始まるかも。見に行くの楽しみ!」と、イベントについて話す。
「園庭のお花咲いたかな、ダンゴムシいるかな」と、園に関する会話を広げる。
「あと6回寝たらまた土日だよ。何したい?」など、来週末を楽しみにする。
月曜朝には共感し、受け入れ、寄り添う
なかなか起きなかったり、ぐずぐずして準備が進まなかったりすると、忙しい朝にはついイライラして怒りたくなりますが、逆効果です。
「行きたくない」などと訴え始めたら、「行きたくない気持ち、わかるよ」と共感したり、ハグしたりすると、“気持ちをわかってくれた、聞いてくれた”と思うのか、子どもの表情が少し明るくなります。
そして、「ママもパパも、次の土日を楽しみにお仕事頑張るよ。園で何か教わったり、お友達と遊んだり、楽しんでおいで。また週末にいっぱい遊ぼう」など、次の楽しみに向けた声掛けで気持ちを切り替えてみましょう。
そう言っても、「ほいくえんたのしくない!ともだちなんかいない!」なんて息子に言われたこともありますが、朝、少しだけ遠回りして川のカルガモや魚を見たり、踏切や電車を見てから園に行くことを提案すると、早目に支度して出発できることがありました。
そもそも、土日に予定を盛り込み過ぎて子どもが疲れていないか、スケジュールを見直しつつ、子どもの気持ちに共感し、何か楽しみを見つけ、うまく切り抜けられると良いですね。
執筆:カサンド蘭子
7歳男児、3歳女児、44歳夫と4人家族で、育児・家事に翻弄される毎日。13年勤めた会社を退職後、現在は月刊誌の取材・執筆・撮影に携わる。一方で子供に関わる社会問題にも関心を寄せる。好きな食べ物はマカロン。