最近では断捨離ブームなこともあり、できるだけでも家の服を減らして、クローゼットの中をキレイにする人も増えているようです。「持たない暮らし」に憧れて、いっそのこと衣替えの必要がない枚数の服だけにしたいと思っていても、家族のいるママ世代ではなかなか難しいものがあります。
だからといって諦めず、衣替えの機会を利用してクローゼットの中を断捨離してみませんか。そしてどうせ衣替えをするのであれば、風水を取り入れて家族の運気をアップしてみましょう。
今回は衣替えをする前に、ぜひ知っておいていただきたい収納術と風水についてお話ししておきます。
クローゼット風水1.「断捨離の基準」を知っておくとラクになる
ママ世代の中では、なかなかモノが捨てられないと悩んでいる人もいるかもしれません。子どもがいると「これは思い出の服で手放せない」「出産前に買ったお気に入りだけど、子育て中は着られない」といった、着る予定はないけれど捨てるには名残惜しい……と、判断に迷うアイテムもあるでしょう。
だからといってモノで溢れたクローゼットでは気の流れが停滞してしまい、とくに不要品がまとっている悪い気が、家の中にとどまることにつながります。モノを捨てるのが苦手でゴミ袋に入れることが苦手なママは、断捨離の基準を知っておくとラクになります。
断捨離の基準となる「寿命」と「穢れ」について、次の項目から詳しくご説明していきます。
クローゼット風水2.服の寿命を意識して断捨離しよう
服には寿命があるというのをご存知でしょうか。風水的にはもう着ない服は生命が宿っていないモノと同様であり、思い切って手放した方が良い運気が舞い込みます。
その他にもファッション的な視点から見ても、おおよそ3年間着なかった服は今後も着用する機会がなく、スタイルや流行も変わっている可能性が高いため、手放すべきだと言われているようです。ただし、この寿命はアイテムによっても異なります。
それはなぜかと言うと、流行のサイクルが遅いアイテムや、痛みやすい素材のアイテムもあるためです。定番のアウターであれば寒い季節だけしか着ないため素材が痛みにくく、さらに流行にも左右されづらいため、クローゼットに入っている期間は長くなっても構いません。
逆にヘビロテするようなアイテムであれば、寿命を早く迎えます。
クローゼット風水3.アイテムごとの服の寿命を紹介
アイテムごとの服のおおよその寿命については、下記を参考にしてください。寿命の前であっても、ほつれや生地の劣化が気になるようになった際には、早めに入れ替えることが大切です。
- ウールコート……5年
- ダウンコート……3~4年
- ジャケット……3年
- ニット……2~3年
- シャツ……2年
- デニムパンツ……2年
- Tシャツ……2年
- スウェット……2年
下着の寿命は約一年
ここで気をつけたいのが、下着の寿命です。直接肌に身につけるために汚れやすい下着類は、風水の世界では約一年ほどで寿命を迎えると言われています。
そのためお正月や自分の誕生日といった、自分なりの節目のタイミングで全て入れ替える方もいます。
クローゼット風水4.服につく「穢れ(けがれ)」について
風水的な視点からをすると、洋服はどんなにお気に入りであっても、だんだんと穢れ(けがれ)ていくと言われています。穢れというのは悪い気を吸い寄せてしまうということで、生地が傷んでいく、服の寿命も縮んで行きそのぶん古くなって行くためです。
悪い気を寄せ付けてしまう服を身につけていると、それだけでも運気の低下を感じるかもしれません。また、着る機会がなくずっとクローゼットに眠っているようなアイテムには、悪い気が溜まってしまうでしょう。
生地が傷んでいる服やずっと着ずにクローゼットに入っているアイテムを手放せば、悪い気も同時に手放すことができるかもしれません。
クローゼット風水5.運気が上がるクローゼットのしまい方
衣替えをする際にはただ不用品を捨てるだけでなく、収納方法にも少し注意をするだけで、運気がグンとアップすることも珍しくありません。運気アップだけでなく使いやすくもなるので、ぜひ取り入れてみてください。
運気が上がるしまい方①:ベルトはまるめない
風水学的には長いものはご縁に繋がり、良い人間関係に繋がっていくと考えられています。とくに仕事や特別な外出で使う用途のベルトは丸めて収納せずに吊るしたり、かけたりすることが大切です。
そうすることで人間関係が円滑になり、さらに新たな良いご縁が舞い込んでくるかもしれません。
運気が上がるしまい方②:スカーフ・ストールは良い香りと
先ほどのベルトと同様に長く、さらに風に揺れることから、軽い素材のスカーフやストール類は人間関係に良い影響を与えるアイテムです。ただし、スカーフやストールを吊るして収納するのは難しいでしょう。
畳んでしまう方がほとんどだと思いますが、そのときには良い香りがする石鹸やポプリなどを一緒に入れてください。そうすることで人間関係が良くなるだけでなく、とくに金運を運んできてくれる人物とご縁が持てるようになります。
運気が上がるしまい方③:スーツとネクタイは一緒にしない
パパがスーツで出勤する家庭は、ネクタイと一緒にハンガーにかけてはいませんか。一見合理的に見える収納方法ではありますが、風水的にはNGです。
ネクタイはビジネスマンにとって、仕事運や交際運をアップする大切なアイテムですから、収納時もVIP扱いしてください。具体的な方法としては、スーツと一緒にかけるのではなく、別のネクタイハンガーを用意します。
ネクタイはパパにとっての重要なラッキーアイテムだと捉え、汚れを落としてから風通しの良い方法で収納をしましょう。
運気が上がるしまい方④:左側に長いもの、右は丈が短いもの
クローゼット内のハンガーラックに吊るすのであれば、左側に丈の長いモノ、そして右側になるほど短くなっていくのが理想です。こちらは風水的な観点だけでなく、見た目も良くなるために着たい服がすぐに見つかるようになるため、ぜひ取り入れてみましょう。
運気が上がるしまい方⑤:グラデーションにしていく
先ほど左側に長いモノを右側に、丈が短いモノは左側にと紹介しましたが、他にもカラー毎にまとめていくのもポイントです。同じようなカラーで同じだけのものがあれば、左側に濃い色を持ってきます。
反対に右側には薄いものを吊るしてください。
運気が上がるしまい方⑥:汚れを落とす、クリーニングに出したから収納する
服の汚れやほつれは悪い気を引き寄せてしまいます。衣替えをする前には洗濯をしたり、クリーニングに出したりすることも大切です。
どうしても汚れが落ちないけど、捨てるにはなんとなく抵抗があって……といったアイテムも、衣替えの機会に思い切って処分することをおすすめします。また、衣替えの場面以外でも普段から一回着た洋服は洗濯をすることも大切です。
スカートやデニムスーツ類といった一日ごとに選択しないアイテムに関しては、ハンガーにかけて陰干しをし、必ず風に当てるようにしてください。
衣替えのついでに家族の運気もアップさせよう
ただ不用品を捨てるだけでなく、普段は閉じたままのクローゼットを開け、空気を入れ替えることも開運につながります。湿気が気になるクローゼットの場合は、除湿剤を設置するなどして工夫をしてみましょう。
ただ断捨離をするだけでなく、クローゼット内部の掃除も同時に行えば、さらに家族の運気がアップするかもしれません。