子どもが小さい頃は「早く大きくならないかな。きっと楽になる。」そんな風に思っていました。
ですが、実際子どもたちが大きくなってみれば楽になる事はなく、子どもの成長と共に、別の悩みが増えます。
結局ママは日々の生活と育児に追われて、バタバタを忙しく過ごすしていくのです。
ある日、パパが帰宅した時、家が片付いてない事があり「なんだか安らげない」と言われた事があります。ショックでした。
だって、子どもは片づけた側からドンドン出していくし、夕食の準備あるし、パパの帰宅時間が迫ってくるし、夕方は、主婦にとっては戦場です。
そんな努力を知る事もなく「安らげない」ってどういう事?怒り爆発の私です。(夕方の家が綺麗である事を期待するな!と声を大にして言いたい!)
一番大切なものを守るために出来る事
ある日、共働きのママ友とバッタリ会いました。私なら買い物袋に、子ども二人なんて、かなり必死だと思うのですが、彼女はなんだか綺麗だったのです。心に余裕があるというか、「あれ?何が違うのだろう?」単純に疑問が湧きました。
聞いてみると、パパは平日23時頃子どもが就寝した後に帰宅。朝は7時に出勤。ほぼワンオペ状態だったそうです。男の子二人の育児は、想像以上に元気で過激で、体力もくたくただったと言います。ですが、ある事をきっかけに、彼女の生活は一変したそうです。
シルバー人材センターを活用!
それは、シルバー人材センター。高齢者が就業と社会奉仕等を通じて、生きがいの充実と社会参加を促進し、活力ある地域社会づくりに貢献することを目的とする組織。要するに、経験豊富なお年寄りが、自分達の技術や力を貸してくれるのです。
(※実際の写真ではありません。イメージです。)
彼女は、週に2日の夕食づくりと掃除をお願いしたそうです。
夕食は、家庭的なものを中心に作ってくれ、更に、翌日のおかずの作り置き。
それと、家の掃除をお願いしているようです。これが、本当に心も体も楽になったそうで、何より、イライラせずに子ども達と向き合い、充実した時間が増えた事にとても満足しているそうです。
落ち着いて遊べる時間が出来た事で、子ども達の心も落ち着てきたのか、兄弟喧嘩も少なくなったと話してくれました。
最初は、他人に家の事をお願いする事への罪悪感があったようですが、パパとも話をし「一番大切なのは子ども達」であるという事を再認識し、思い切ってお願いしたそうです。
「お金はかかるけど、お金では買えない大切なものを失わずに済んだ。本当にお願いして良かった。」とニコニコ笑顔の彼女をみて、何もひとりで抱え込む必要もないし、その手伝いを忙しいパパにお願いする必要もなく、力のある人に助けて貰えば良いのだなと思いました。
そして、お年寄りは、自分達の技術や力が、また誰かのために貢献できる喜びを持つ。それを考えると、外部にお願いするのも良い事なのだなと思います。
子育てのツライは一人で抱え込まない。これ鉄則ですね。
執筆/まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。