熱が出たり、どこか痛くなったり。
ストレスや疲れが溜まると私達の身体は「もう無理!」とサインを出します。
そこで頼りになるのが、お医者さん。
患者の病状を的確に診断し、必要な処置をしてくれるお医者さんは、私達にとっては欠かせない存在。
ただ、一つ気がかりなのは、どうすればもっとコミュニケーションをとれるのかということ。頭の中ではもっと質問をしたいと思っていても、後の患者さんのことを考えると、質問できないまま終了する場合も…。
今回は、お医者さんともっとコミュニケーションを上手にとる方法をご紹介します。
無理のない範囲で「資料」を作成しておく
筆者が実践していることですが、たとえば、風邪やインフルエンザのように一日ごとに症状が違う病気の場合、軽くメモをしておきます。
体温表はもちろんのこと
- 「寝ていたときに汗をかいた」
- 「水分を飲んでもなかなかトイレに行かない」
- 「悪寒がした後に熱が上がった」
など、無理のない範囲で記録をしておきましょう。
初診も含め、症状が完治する前にもう一度受診するときも、こういったメモがあることで、コミュニケーションが円滑になり、自分の身体が今どんな状態なのかをお医者さんに伝えることができます。
口頭で伝える時間も必要ですが、今までの記録が確実に残っていれば、おそらくお医者さんも助かるはずです。
また、自分自身が病気になったときだけではなく、一緒に住んでいる家族(両親や旦那さん、お子さん)に何らかの変化があったときも記録することで、今、快方に向かっているのかどうかも確認できます。
お医者さんに質問したい内容を一覧に
お医者さんにかかるときには、すでに症状があって、身体的にもなかなかつらいとき。あくまでも無理のない範囲で構いませんが、もし余力が出るなら、お医者さんに行く前に、どうしても聞いておきたい質問を一覧にしておきましょう。体調的にもつらいはずですから、殴り書きでも箇条書きでも構いません。
大失敗とまではいきませんでしたが、ある症状があって病院に行くことにしました。症状は1週間近く続いていたため、先生に聞きたいことを書き残そうか迷っていたものの、何となく忙しくて、つい後回しに。
でも実際に病院に行くと、いろいろと質問したいことだらけになってしまって、結局聞きたいことも何一つ聞けず、指示されるままにお薬を飲んでいた経験があります。無事に完治しましたが、質問したいことは言える環境をつくりたいな、と思った出来事(きっかけ)でした。
何も考えずにそのままお医者さんに行くよりかは、聞きたい質問を事前に整理しておくことでコミュニケーションをとりやすくなります。ただし、命に関わるような緊急的な場合は、そんなことをしている暇はありません。
あくまでもこれは、風邪やインフルエンザで内科へ行くとき、あるいは生理不順で婦人科へ行くとき、肩こりや腰痛がひどくて整形外科へ行くときなど、症状はあるものの、メモを書く時間的余裕や精神的余裕がある場合の方法です。
看護師さんに聞く
お医者さんは、どうしても多くの患者を診ようと必死です。後が詰まっていればいるほど、やはりどこか慌ただしくなってしまうのは仕方がありません。
筆者の場合、歯医者さんに行ったときに、よく看護師さんに質問をしています。お医者さんは治療が終わると、すぐに次の患者さんの元へ行ってしまうため、最後まで対応してくれる看護師さんに話を聞くのです。
たとえば先日は「今の治療はいつまで続きますか?」「左も治療中だと思いますが、今の歯が終わってからですか?」「来週も痛い治療ですか?」と、子どものような質問かなと思いながらも看護師さん(歯医者の場合は歯科衛生士さんもしくは歯科助手さんとも言いますが)に聞くことで安心して治療を続けられています。
質問も用意したけれど、あまりにもお医者さんが忙しく、質問するタイミングがなければ、看護師さんもしくは受付の人に尋ねてみましょう。
お医者さんは、いわゆる「先生」と呼ばれる人たち。
だからこそ、コミュニケーションをとりづらいと思い込んでしまいますが、本当に患者思いのお医者さんは、しっかりと話を聞いてくれます。
あまりあれこれと考えすぎず、気になることは聞き、伝えたいことは伝えて、上手にコミュニケーションをとりましょう!
中学時代不登校を経験し専修大学法学部に進学後、 webライターとして活動開始。現在は恋愛・ライフスタイルなど 様々なジャンルのコラムを執筆中。