「○○さんのところ、仮面夫婦だってもっぱらのウワサだよ」
あなたも、こんな言葉を耳にしたことはありませんか?
「もしかして、私と夫も仮面夫婦かも……」
頭の中にそんな想いが少しでもよぎったあなた。
あなたと夫の仮面夫婦度をチェックしてみませんか?
仮面で本来の関係性を隠している夫婦
「仮面夫婦」とは、実際の夫婦仲とは違う関係性を周囲の人に見せている夫婦のことをいいます。
基本的には、実際の夫婦仲が悪いにもかかわらず、周囲の人たちの前では仲睦まじい夫婦を装っている場合に使われる言葉です。
厳密には、夫婦仲が良いのを隠しているという場合も、仮面夫婦の1パターンですが、あまりこのパターンは見られないようです。
ここからは、気になる夫婦の《仮面夫婦度》をチェックしてみましょう。
仮面夫婦チェック1:寝室は別々じゃないとイヤ!
自分一人の寝室を持っている夫婦は、仮面夫婦である可能性が高いです。
寝室を分ける理由には、
・相手のイビキがうるさくてイライラする
・寝相が悪いのが許せない
・体臭が気になる
といったものが挙げられるようです。
愛している相手であれば気にならない程度のことでも、愛が冷めきっていると我慢できなくなってしまうのです。
仮面夫婦チェック2:スキンシップがしたくない
夫や妻とのスキンシップがなくなっている場合は、要チェックです。
触れ合うことをどちらかが拒否したり、お互いに嫌だと感じる場合、それはもう立派な仮面夫婦。
愛情、恋愛感情がない証といっていいでしょう。
仮面夫婦チェック3:性欲がわかなくなる
身体の関係をまったく持たないことに不満を抱かない場合もあります。
「忙しくて疲れているのに身体関係を持つのは、時間の無駄」「家族になると、恋愛対象としての愛情はなくなる」とはよくいったものです。
周囲からは夫婦仲が悪いようにはまったく見えませんが、お互いへの思いやりや愛情表現の軽視が見られますから、仮面夫婦であるといえるでしょう。
仮面夫婦チェック4:お互いに関心ゼロ。好き勝手夫婦
お互いの予定をまったく知らない上に、気にすることもない夫婦は、仮面夫婦かもしれません。
「それぞれの自由を尊重していて、信頼し合っているんだな」
周囲からはそんな評価を受けがちですが、実際は、お互いに興味がないだけです。
夫婦であり、愛があれば、少なからず相手に興味は抱くもの。
最低でも、「どこにいるか」くらいは把握しているのが夫婦であり、家族のはずです。
仮面夫婦チェック5:夫婦団らん・家族団らんがない
一緒に食卓に着くことがなかったり、休みの日に出かけたり旅行に行ったりすることがなかったり……。
夫婦・家族として一緒に過ごす時間が少ない場合は、仮面夫婦度が高いといえるでしょう。
ひとつ屋根の下に住んでいながら、顔を合わせることも少なく、家族らしいつながりもないなんて、ただのルームシェアと一緒です。
深刻な仮面夫婦には“嫌悪感”がある
5つのチェック項目で当てはまるものが多ければ多いほど、仮面夫婦度は高いといえます。
ひとつも当てはまらない関係が理想ですが、1、2個の場合は、まだ改善の余地がありますよ。
ただ、5つすべて当てはまったとしたら、この先の夫婦関係を見直す必要があるでしょう。
とくに気をつけて確認したいのが、夫婦の間に“嫌悪感”があるかどうかです。
相手の顔が気に入らない、生理的に受け付けない、一緒に過ごす時間が苦痛、会話さえ避けたい……。
ここまでくると、同居人以下の関係になっているといえます。
嫌悪感さえなければ、たとえ仮面夫婦であってもうまくやっていくことはできるでしょう。
お互いに持っている距離感を肯定的に捉えることができれば、一緒にいる意味は出てきます。
仮面夫婦だから離婚をするのか、仮面夫婦だからこそ一緒にいられるのか。
あなたたちらしい毎日を送るためには、そこの見極めが大きなポイントとなりそうです。