子どもに「自信」「意欲」を持って欲しいけど、どうしていいのかわからにという質問を良く受けます。
大人になっても永遠のテーマですよね。実は、小さな頃から出来る簡単な事があるんです。
しかも、これで親子のコミュニケーションも取れる「魔法の会話」なのです。
空の色から体験する、人によって見え方が違うこと
「空の色は何色に見えますか?」と質問されて「青」と答える人がほとんどではないでしょうか。
ですが、これは固定観念やイメージなんですよね。空には、雲がかかっていれば白もあり、太陽の光でオレンジに見えたり、グレーががっていたり、いろんな色が存在します。
我が家は、毎朝の幼稚園までの道のりに「今日の空の色は何色?」という会話を取り入れました。
最初は、「青」としか答えなかった子ども達も、「ママはね、グレーと薄い青と白の空に見える。」という会話を毎日続けていると、そのうち「ゴールドと、白と、黒の空!」と多彩になってきます。
もうママの真似っこではありません。
そしてついには、「ママ、今日の空の色は何色だと思う?」と子どもからの逆質問!嬉しい瞬間です。
大切なのは、子どもたちの言う空の色を否定しない事
どんなに見えない色を言ったとしても「そうか。〇〇ちゃんにはその色が見えるのね。どこどこ?どのあたり?」とワクワクを質問してみましょう。
見え方は、人それぞれです。
その意見を受け入れ認めてあげる事で、子ども達は自分の意見を外の出す習慣がつきます。
そして、自分とは違う色が出てきたとしても、その違いが認められる人に成長していくのです。
小学生になった娘の変化
その会話を3年続けた娘が小学校1年になった保護者面談の日。
先生から「Kちゃんは、どんなに答えが間違っていても堂々と答えますね。」と言われる事がありました。
どんなおとぼけ回答でも「私は、こう思ったんだから。」と自信満々で手をあげ、逆に、他のお友達が同じ事をした場合は「うんうん。〇〇くんは、そう思ったんだね。なるほど。」と言うらしい(笑)
「生き抜く力が凄いですね!」と、先生から成績の事ではなく、どれだけ娘が堂々としているか、周りのお友達を認める事が出来るかという話をしてくれました。
そのくらい、先生にとっては衝撃的な子どもだったそうです(苦笑)
その娘は、今は10歳。
高学年になると、その力に心の成長も加わり、「意欲」と「自信」に繋がっています。
自分の意見を否定され続けると、意欲まで潰されてしまいますが、空の色で体験した、何を言っても否定されない会話が、その後の娘の学校生活に大きく影響したのかなと思います。
空の色からはじまる魔法の会話、まずは続ける事からスタートしてみて下さい。
執筆/まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。