小1、学校でおもらしが不安…「もう行きたくない」をこう乗り切った!

投稿日:2021-04-01 更新日:


ある日、深刻な顔で相談に来たお母さんがいました。

話を聞くと、娘さんは小学一年生。授業中にトイレに行きたくなったが、先生に伝える勇気が無く、椅子に座ったまま…。Sちゃんの周りは小さな池が……な状態。

恥ずかしくて、もう学校に行きたくないと言って困ってるようです。
さて、あなたのお子さんなら何と声を掛けますか?

大切なのは子ども一人では解決させない事

  1. 「大丈夫。大丈夫。もうお漏らししないよ。」
  2. 「気にしたらトイレ行きたくなるから、気にしちゃダメ。」
  3. 「なんで休み時間にトイレ行かなかったの?」

どの言葉も子どもには伝わりません。

まして、3は、本人が一番後悔している事
休み時間は遊びに夢中になる事だってあります。きっと誰でも経験する事ですよね。

それを責めては、今度は休み時間も楽しめなくなっちゃいます。

学校でのお漏らしは本人にとっては重大事件です。

学校に行きたくないとまで言ってるんですから尚更、とてもデリケートな問題です。

入学したばかりの頃は、時間の概念も少なく、つい遊びに夢中になってしまいます。大切なのは、先生に相談し、親と先生が一丸となって、このトラウマを克服してあげる事!

小学一年生ひとりにはあまりにも重荷です。

不安にさせる言葉はNG!

小学校低学年では、お漏らしをする子も少なくはないです。

保健室に行けば、下着や洋服も用意されています。

良くある事なので、お漏らしを特別の事のように言わない事は大切です。

お母さんの工夫

家では「お漏らししちゃダメよ」等とは言わない事。

そして、「トイレになったら先生に言って大丈夫だからね、無理するのは体に良くない事だよ。」と教えてあげる事です。

本来、排出は体の中の不要なものを出すことなので、トイレに行く事は、恥ずかしい事ではありません。

そして、帰宅後は必要以上に「どうだった?」と聞かない事です。聞きたい気持ちはわかりますが、あくまでも自然に!

先生の工夫

授業の始まる前にトイレに行くように、クラス全員に声をかけるようにしました。

ひとりだけに声を掛けられると特別感がありますが、全員に声をかけると受け取り方が違います。中には、「行ってなかったー」と数名ズラズラとトイレに行ったり(笑)Sちゃんもニコニコと笑っていたようです。

そして、二学期スタートした時には、授業前のトイレが習慣になったという事もあり、Sちゃんの不安はなく、すっかり楽しい学校生活になっていたようです。

親と先生の連携プレーの勝利ですね。

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この記事を書いたライター
まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。
長男の出産をきっかけに、子育て支援スタート。
女性、主婦の立場への風当たりの強さを感じながら「価値のある主婦」でありたい!と奮起。
現在は、主婦である強みを生かし、自治体や企業等とコラボ。キャリア講演、子育て講演、子育てコラムなど東京プチ田舎生活中。

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