最近流行の2分の1成人式。
10歳になる小学4年生で開催をする小学校も増えてきています。
私の息子も10歳。「今年は2分の1成人式か~」と楽しみにしていたのですが、なんと今年から中止になってしまいました。
私は、「泣く覚悟」で感動を心待ちにしていました。
また、息子も楽しみにしていたイベントなだけに本当に残念です。
さて、2分の1成人式は子ども達にとって必要なイベントなのでしょうか?
2分の1成人式とは
10歳を記念に行うセレモニーが2分の1成人式です。
内容は、子ども達の発表や歌、親への感謝の手紙が多いようです。
また、最近では二回目の成人式(40歳)というセレモニーも開催しているのも目にします。
セレモニーは、初心に戻る事が出来たり、周りの人に改めて感謝したり、自分の中の節目で新たな気持ちになる良い機会だと思います。
それはとても素敵な事ですよね。
20歳の成人式。
40歳の2回目の成人式。
ともに、成人になった人が自分の意志で参加をするセレモニーですが、小学校で開催される2分の1の成人式は、子ども達にとって強制参加をいう事になります。
未成年だから仕方ないですが、ここに疑問を感じている人もいるそうです。
つまり、「強制的に親に感謝をさせられる。」という事になるのです。
もし、家で子どもが虐待されていたとしたら、子どもはどんな気持ちで手紙を書くのでしょうか。
その気持ちを考えると胸が詰まります。
そして、その手紙によって、虐待が見つかるケースもあるようです。
参加した親が満足するだけのセレモニー?
2分の1成人式の親の参加率は、息子の学校では8割程度です。
参観日に開催をするので、参加率がとても高かったようです。
ですが、中には、親が仕事で見に来られない子、施設の子、など、子どもの環境もそれぞれです。
また、感謝の手紙で初めて、片親である事が周りにわかってしまうという事もあるようです。
個人のプライバシーが公になるという理由からも、息子の小学校では中止になったそうです。
周りの意見を聞いてみると「泣きたかったのに残念」「感謝の手紙を読んで欲しかった」など、親の満足のためのセレモニーだったのかもしれません。
誰のための2分の1成人式なのか考えてみると、やるべきふさわしい内容が見つかるかもしれないですね。
執筆/まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。