幼稚園・保育園・小中学校には保護者会やPTAというものが存在します。
簡単に言うと、保護者会とは、「保護者が中心になって、子ども達のために活動する集まり」であり、PTAは「保護者・学校・地域が一緒になって子ども達のために活動する集まり」です。
PTAの方が組織としては大きいですね。
私は5年間、保護者会やPTAに携わっています。保護者会やPTAは、関わると「面倒だ」「関わりたくない」など思う人が多く、くじ引きで役を決めているところも多くあります。
それだけ、保護者会やPTAは、煙たがられる存在なのかもしれません。
当たり前の日常の裏にある保護者の力
保護者会やPTAは、集まる機会(準備や会合など)が多いという印象があると思います。確かにそうです。
集まる機会が少ないとは言えません。しかしそれらは、子ども達のために欠かせない時間だと思っています。
例えば、夕涼み会や夏休みなどに、保護者が主導となって開催される行事が多くあります。
私は保護者会に関わる事で、毎年、当たり前のように開催されている行事の裏にある、たくさんの力の存在に気付いたのです。
子ども達の笑顔を思って準備をする。この時間があるからこそ、あの楽しい時間が存在するのだと実感しました。
しかし、残念ながら、感謝されるより文句を言われる方が多いのです。その言葉を聞くと、非常に悲しい気持ちになります。保護者会も感謝をして欲しくてやっているわけでありませんが、みんなが笑顔でいてくれる事が一番だという事は間違いありません。
ですが、「ありがとう」の言葉ひとつで、全てが報われるのです。
もしかしたら、文句ではなく、提案なのかもしれません。その場合は是非、最初に感謝の気持ちを述べて、提案をしてくれると救われますし、その提案も素直に受け入れる事が出来ます。
感謝の気持ちで参加できる
ある小学校では、10年前ほど前にPTAがなくなったそうです。しかし、現在は、別の名前となりPTAのような保護者の会が自主団体として復活したそうです。
PTAがなくなり、改めて、子ども達を守り、教育や生活環境を整えるためには、学校や地域と協力し合わなければいけないという事に気づいたのかもしれません。
5年間、保護者会やPTAに携わっていたある日、ある保護者から「好きだね~」と言われた事があります。
私は「保護者会やPTAが好きだから役員をやっている」と思われている事にショックを受けました。また、ある保護者からは「役を引き受けてくれてありがとう」と言われました。それはそれはとても嬉しかったです。
是非、保護者会やPTAの役員に携わっていない方は、「感謝」をするという気持ちで保護者やPTAに参加をしてみて下さい。
きっと、今までの日常が、また変わった風景に見えるかもしれません。
執筆:まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。