冬場は乾燥しているし、汗もかかないので布団はそのままでいい――。そう勘違いしている人も多いことでしょう。
しかし、冬でも布団や毛布のお手入れは必要。ということで今回は、羽毛布団と毛布のケア方法について東京西川のスリープマスター・速水美智子さんに取材しました。
羽毛布団は月数回、日陰干しに
まず、羽毛布団は月に数回、風通しのよい日陰に干し、月に1~2回は天日に干すことを心がけます。天日に干す場合、布団の側地の傷みや汚れを防止するために、カバーを必ずつけましょう。
また干している布団を強くたたくことはNG。一見ほこりがたくさん出ているように見えますが、羽毛が縫い目の間などから出てボリュームが減ったり、側地が摩耗したりしてしまいます。強くたたかず表面のほこりなどをブラシで軽く払います。
毛布は、化学繊維であれば月数回、綿であれば週1回を目安に干します。綿製の場合、アクリルなどの化学繊維よりも汗を吸うため、こまめに干さないとダニやカビが発生してしまうのです。また綿は日光に弱いため、陰干しにするのがベター。
ちなみに毛布や羽毛布団に限らず、冬場は乾燥していると思っていても、窓際にベッドや布団を置くと、結露でダメージを受けてしまうことがあるそう。速水さんは「窓際から少し離して置いたり、敷き布団の下にスノコを敷いたりすることが効果的です」と話しています。
(オトナンサー編集部)