職場の人やご近所さん、ママ友など周囲の人とは良い関係を築いていきたいものです。本当に気が合う人がいれば、そのまま友達のように親しくなれたら楽しいな……と感じることもあるでしょう。
そういった人に出会ったとき、自分では積極的に行動を起こしているつもりなのに、なぜか親しくなりたい相手と距離が生まれてしまうケースもあります。そういったときには、もしかするとあなたのちょっとした癖が相手の心に引っかかり、親しくなるのを邪魔しているのかもしれません。
なぜかイラッとする人……あなたの周りにいませんか?
あなたの周りに、なぜかイラッとする人はいませんか。深く関わったわけではないのに、何でこんなに不快に思ってしまうのだろうと、自分は心が狭いのかなと思うこともあるでしょう。
しかし、そういった「なぜかイラッとする人」というのは、他人を不快にさせる行動や言葉を口にしている可能性が高いでしょう。そういったなぜかイラッとする人の、行動や言葉の癖をチェックしてください。
自分と似ているかもと思える部分があったのならば、言動を見直すことで、周囲にもっと良い印象を与えられるようになれるでしょう。そういったタイプの人と接することになったのならば、なぜかイラッとする不快な人で終わらせず、反面教師として見習うと良いかもしれません。
実際にどんな行動や言葉が他人をイラっとさせるのか、次の項目から具体的にお話していきましょう。
相手をイラッとさせる「行動」とは?
相手をイラッとさせる行動1.腕組みをしながら話をしている
腕組みをしながら話すというのは、相手と自分の間に壁を作るのと同じ行為です。どんなに親しく話していても「これ以上自分の方に入ってきて欲しくない」といった、拒絶の印象を与えてしまいます。
それだけでなく、単純に偉そうな威張っている印象も与えるため、向き合っている相手はイラっと感じやすくなります。人と話すときには腕組みはせず、身振り手振りなどその話の内容にあったアクションをつけてみましょう。
相手をイラッとさせる行動2.何度もため息をつく
一緒にいる相手にため息をつかれて、良い気持ちになる人はいませんよね。ため息は相手に対してがっかりとしているといった悪い印象を与えてしまうでしょう。
また楽しい時間にはため息は出ません。そのため、一緒にいるのが退屈だという印象も与えてしまいそうです。
相手をイラッとさせる行動3.話しながらスマートフォンやゲームをしている
近くに話すべき人がいるのに、スマートフォンをいじっていたり、ゲームをしたりするのは、礼儀として失礼に当たります。真面目に向き合う気持ちがないのだなと、相手もあなたから一気に気持ちが離れていくでしょう。
どうしても話の最中にスマートフォンを操作しないといけないことがあるのであれば、一言相手に断ってから、手身近に操作してください。
相手をイラッとさせる行動4.指をさす
他人に対して「指をさす」という行為も不快感を与えます。日本語で「後ろ指をさされる」といったネガティブな言葉もありますが、指をさすといった行為そのものがマナー違反です。
また、心理学的にも「指をさす」というのは危険な行為だとされています。指をさした相手に威圧感を与え、相手を自分よりも格下だと見下した印象を与えてしまうでしょう。
人が離れていく「言葉の癖」とは?
人が離れていく口癖1.疲れた
本当に忙しいときなど、つい疲れた……と言ってしまうこともありますよね。もしお互いに愚痴を言うような場面であれば、いくら疲れたと口にしても問題ありません。
しかし、それ以外で疲れた……というのは、相手を拒絶しているように受け取られてしまいそうです。疲れたということは、色々と気が回らない状態になっているということです。
つまりは話しかけづらくなり、何かに誘おうとしても躊躇われてしまうかもしれません。また、自分と一緒にいると疲れるのかな?と勘違いをされてしまうこともあるでしょう。
疲れたという言葉は、悪気がない上に癖になりやすい言葉です。だからこそ、人前では使わないように意識してください。
人が離れていく口癖2.だって
誰かと話をしているとき、つい違うんだよ!と言いたくなってしまうこともあるでしょう。「自分にも言い分があるのだ」「こういう流れだから仕方なかった」というとき、「だって●●だったから」といった言い回しをしてしまう方も多いようです。
この「だって」という言葉は単純に子どもっぽく、また言い訳がましく聞こえてしまいます。責任を放棄しているようにも聞こえるため、大人のコミュニケーションとしてふさわしいとは言えないでしょう。
人が離れていく口癖3.面倒くさい
何か面倒なことに巻き込まれたとき、思わず面倒くさい……と言ってしまうこともあります。しかし、これも口癖にはしたくない言葉です。
もし仕事や学校関係のイベントなどで何かに取り組んでいる際、「面倒くさい」と口にしてしまうことで、あなたにはそのつもりはなくても、話している相手に後のことは丸投げしているような印象を与えてしまいます。また面倒なことを避けたい人なのだなと判断され、相談ごとはしてはいけない人といった、冷たい印象になってしまうかもしれません。
人間誰しもが、できるだけ面倒なことは避けたいといった気持ちはあるものです。だからこそ、それが口癖にならないように注意しましょう。
人が離れていく口癖4.でも
先ほど紹介した「だって」とも似ていますが、「でも」という言葉も相手に悪い印象を与えます。言い訳がましく、自分の責任を放棄しているかのように聞こえるからです。
そして「でも」と口にするシーンでは、それよりも前に相手が何らかの意見や提案をしたはずです。それらを否定することになるため、相手としては気分が良いものともありません。
人が離れていく口癖5.どうせ
自分に自信がない人が口にしてしまいがちなのが「どうせ」です。「どうせ自分なんかがうまくいくはずがない」「どうせ誰かがやってくれる」など、投げやりな印象を与えてしまうでしょう。
ネガティブな人や自分以外の誰かに責任を押し付けるような相手と、親しくなりたいと思う人はいません。謙虚な意味でも使ってしまいがちな言葉ですから、気をつけたいところです。
行動と言葉。自分の悪癖に気づくことで人間関係もうまくいく
人間関係がうまく築けずに悩んでいるのであれば、自分の行動や言葉に悪癖がないのか、客観的に考えてみましょう。なんだかイラっとするな人を反面教師にすることも大切ですが、逆にとくに何もしていないのにも関わらず、とても好印象な人もいるはずです。
そういった人は良い印象を周囲に与えるポイントを押さえていることが多いでしょう。身近にいる人を参考にして、他人と良いコミュニケーションを築き、気の合う仲間と楽しい毎日を送りたいものですね。