発達障害がある子どもは偏食?その実態と向き合い方のヒント

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子ども偏食発達障害

「うちの子は食べられるものが少なくて困っている」「好き嫌いばかりをしていて、なかなか食事が進まない」といった悩みを抱えているパパ・ママも多いでしょう。その中には、ただの気まぐれや好き嫌いといった範疇に収まらない、強い偏食の子どももいます。

もちろん全員が当てはまるわけではありませんが、発達障害のある子どもを持つ親の約半数が、偏食の悩みを抱えていると言われています。子どもが好き嫌いをしているのを見ると、ただのワガママだと思ってしまうかもしれません。

しかし実は発達障害の特性から、偏食が起こっている可能性もあります。今回は発達障害と偏食に関する実例と、どう向き合っていけば良いのかをお話していきましょう。

発達障害がある子どもは偏食が多いのは本当か

どのようなタイプの子供であっても、幼少期には好き嫌いが激しかったり、食に対して妙なこだわりを発揮したりといったケースは多々あります。ある特定の食べ物しか口にしたがらなかったり、見た目が気に入らないから食べない!と言って、周りを困らせることもあるでしょう。

筆者の周りにいたピンク色とプリンセスが大好きな女の子がいました。

その女の子は「プリンセスと同じピンク色のものしか食べたくない!」と言い、一時期は桜でんぶのかかった白ご飯かお赤飯しか食べず、ママを困らせていたエピソードを覚えています。

しかし、時間の経過とともに同じ味に飽きたのか、ほかの色の食べ物も口にするようになっていきました。発達障害の子どもの中には、そういった一時的なこだわりや好き嫌いの範疇に収まらないような、強い偏食傾向を持っているケースが多々あるようです。

それは「発達障害の持つ子供が持つ特性」によって、引き起こされていると考えられています。

【実例】発達障害の子どもの偏食

【実例】発達障害の子どもの偏食
実際に発達障害の子どもがどのような偏食をしているのか、その実例をお話ししていきましょう。幼稚園に入園する前に「広汎性発達障害」と診断された男の子(Aくん)の例です。

幼い頃は多少も好き嫌いがあったものの、Aくんは出された食事を口にしていました。しかし成長とともに偏食の傾向が強くなっていき、白いご飯や麺類といった炭水化物を口にすることができず、納豆やチーズと言った数種類の食品しか食べることができなくなってしまったのです。

体重も減り、明らかに栄養が足りていない状態になっても、Aくんは自分が決めた食べ物しか口にしませんでした。

子どもにとって偏食はワガママではなく感覚の違い

子どもにとって偏食はワガママではなく感覚の違い

発達障害の子どもが偏食になりやすいのは、さまざまな理由が考えられます。その中でも関連があると言われているのが「感覚過敏」といった感じ方の違いです。

例えば甘く良い匂いのする美味しそうなフルーツが目の前にあったとしても、その色合いの派手さや特徴的な見た目などから、口にする前に拒否反応を起こしてしまいます。揚げ物に関しても「サクサクとして美味しい」といった感想ではなく、衣がザクザクとしていて口の中が痛い……と感じてしまうでしょう。

また歯ごたえのある食べ物に関しては、自分の咀嚼音が耳障りに感じてしまうケースもあります。味や見た目が気に入らないから食べないというよりも、発達障害のある子どもとしては、 口の中に入れること自体に抵抗があったり、不快感があったりするので食べたくないと感じるでしょう。

発達障害のある子どもは感覚が鋭く、独自の敏感さ繊細さを持っているため、どうしても偏食傾向になりやすいと言えそうです。つまりはただのワガママではありませんから、家族をはじめ周囲の理解が必要になります。

発達障害と偏食。どう向き合っていけば良い?

偏食は絶対ダメ!といった考え方は改める

家族としては、子どもにはできるだけバランス良いメニューを美味しく食べてほしいと願うものです。しかし、発達障害のある子どもにとっては、「口にしづらいものを楽しんで食べてほしい」といわれているのと同じこと。

私たちも生理的な無理だと感じるモノを美味しく食べて!と言われても、難しいと感じますよね。

偏食との向き合い方1.好き嫌いはダメという考え方を見直そう

まずは「偏食はダメ!なんでも美味しく食べるのが正しい」といった考え方を見直してください。

無理をしても、その食べ物に対して嫌な印象がつくだけです。ときには食事そのものがトラウマになってしまい、ますます偏食傾向が強くなることもあるでしょう。

どうしても栄養バランスが気になってしまうものですが、子どもに対して無理強いはせず、その食べ物に興味が出たときに、少しずつ一緒に食べてみましょう。

偏食との向き合い方2.その食材の何が嫌なのか?を具体的に聞いてみる

実際に子どもに対して、具体的に何が嫌なのか?を聞いてみるのも偏食を克服する一つの方法です。例えば歯ごたえが嫌なのであれば、煮たり焼いたりと調理方法を工夫してみると、あっさり克服できることもあります。

また形状が嫌なのであれば、切り方を変えるだけで口にすることができるかもしれません。本人が興味を持って、今日は食べてみようかな……と思えるような働きかけができると良いでしょう。

『偏食=悪』ではない。お互いに理解しながらゆっくり進もう

このままずっとうちの子は偏食のままなのだろうか……とネガティブに考えてしまうかもしれませんが、感覚の敏感さは成長とともに和らいでいく子供も多いようです。また友だちとの関わり合いの中で、あの子が食べているならば自分も挑戦してみよう!と、自ら苦手な食材に挑戦することもあります。

専門家の意見も取り入れながら、ゆっくりと子どもの偏食と向き合っていきましょう。

参考:【図表でわかる!】発達障害 × 偏食 | わがままではなく体質. 理由と対応方法を解説します

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この記事を書いたライター
35style編集部
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