「ムダ毛」と聞いて皆さんは、体のどこの部位を思い浮かべますか。「胸」でしょうか、はたまた「二の腕」でしょうか。
いずれにしても、その処理方法について悩みや疑問を抱えている人は多いことでしょう。とりわけ昨今は、メンズエステの普及で“毛”に関して何らかのケア(手入れ)をしている男性も多いはず。
男性のムダ毛といえば「鼻毛」、ということで今回は、東京・三軒茶屋にある「あかりクリニック」の馬場克幸院長に正しい鼻毛の処理方法を聞きました。
飛び出た部分だけをこまめに
馬場さんによると、そもそも体毛は「必要な場所」であるほど濃くなる傾向にあるそう。たとえば、わき毛に汗を蒸散させる作用があるように、鼻毛には「エアフィルター」の役割があるからこそ、太く濃くなるといいます。
太く濃い鼻毛を処理する方法はどのようなものでしょうか。一般的には、毛抜きなどで一気に抜く方法をイメージする人が多いと思いますが、これは大きな間違い。馬場さんは「ニキビをつぶすとバイ菌が入ってしまうように、鼻毛を抜いた場所からバイ菌が入って、炎症を起こすことがあります」と話します。
馬場さんによると、正解は抜かずに切ること。ただし、根本から切ろうとしすぎると、粘膜を傷つけてしまうことがあるほか、電動鼻毛カッターの場合は熱が発生するため、火傷をしてしまう可能性もあります。「飛び出ている部分だけをエチケット程度にこまめに切ることを心がけてください」(馬場さん)。
「レーザー脱毛」は自由診療
そもそも、太い鼻毛が伸びてしまうのは、男女差や遺伝による影響のほか、空気の汚れも一因だとか。そこで、空気清浄機の導入を検討するのも一案といいます。
それでも、どうしても鼻毛が気になる人は「レーザー脱毛」もあるそう。ひげの脱毛と同様に、1カ月ごとにレーザーを打ち、5回程度で完了。ただし自由診療のため費用もクリニックによってまちまちとのことです。
(オトナンサー編集部)