
朝起きると枕元にプレゼントが置いてある。
現実に起こる絵本のようなファンタジーの世界。
子どもの頃、誰もがサンタクロースを夢みたと思います。
子どもの喜ぶ顔を見たくて、クリスマスの日にはいろいろな演出をされている家庭もあるでしょう。
さて、みなさんは何歳までサンタクロースを信じさせますか?
衝撃!サンタクロースを見た!
私が子どもの頃の話です。
我が家のサンタクロースは、毎年、何か足跡を残していました。
英語のお手紙を残してくれたり、私が用意したサンタクロースへのプレゼントをベランダに落としていったり、などなど、いつもサンタクロースが来たんだという形跡がそこにはありました。
周りの友達は「サンタクロースはお父さんとお母さんだよ。」という子もいましたが、私は、本気で「信じている子の元にしか現れない」と信じていました。
そして、小学4年生のクリスマスの夜中。
部屋に誰かが入ってきた気配で目が覚めました。
そこには、プレゼントを持った父の姿が・・・。
父は枕元にプレゼントを置いて部屋からいなくなりました。
ショックでした。
本気でサンタクロースが存在すると思っていた私が、現実に引き戻されたような気分でした。
が、私は親にその事実を言う事が出来ず、小学6年まで信じたふりをしました。
理由は、「プレゼントが欲しい」という現実的なものもありましたが、やはり、いろんな演出をして私にサンタクロースを楽しませてくれている両親に申し訳ないという気持ちもあったからです。
そして、私が小学校の卒業式の日に両親から「サンタクロースは小学生にしか来ない。」という事を聞かされました。
その時に、小学4年で私が見た事を話しました。両親はニコニコと笑っていました。
ファンタジーの世界は子どもを強くする。

サンタクロースに限らずですが、ファンタジーの世界は、子どもを強くする力があると思っています。
その子が大人になって、社会で壁にぶち当たってしまった時にその力が発揮されます。
これからどうすればいいのか。どう行動すると、この先がどうなっていくのか。
先を想像する力を養ってくれるのがファンタジーの世界です。
そう考えると、サンタクロースを信じさせるのは親として当然の事のようにも思えます。
今、私は2人の子どものサンタクロースになりました。
私が子どもの頃に両親がやってくれたように、いろいろな演出で子ども達にクリスマスをプレゼントしています。
そうするのも、サンタクロースを信じて良かったと思っているからです。
子どもが「サンタクロースなんていない。」と、どこかで聞いてきたとしても、私は、「サンタクロースはいるよ」といい続けたいと思っています。