家のことは全部妻がやり、夫は外で働く。
そんな亭主関白的夫婦像は、もはや過去のもの。
イマドキは、夫も妻も家事ができなければ、円満な夫婦生活は送れません!
「家事分担は大切!」といわれるようになって久しいですが、実は今は、その家事分担さえ古いって知っていますか?
今回は、最近注目の“家事シェア”という考え方を紹介します。
家事分担と家事シェアって何が違うの?
共働き夫婦が増えたことで、妻にばかり家事が集中するのはおかしいと、家事分担を当たり前と考える夫婦が増えてきました。
実際、「料理は妻、掃除は夫」というように、家事を分担している人も多いのではないでしょうか?
ですが、最近では、家事を分担するのではなく、シェアをするという考え方が注目を浴びつつあります。
分担とシェア。
この2つ、似ているようで異なります。
分担は、あらかじめそれぞれが担当する家事を決め、それを守ることを言います。
ですが、シェアの場合は、“その場その場で気づいたほう、手が空いているほうが家事を担当する”という考え方を言います。
名前がつかない家事の負担
家事シェアという考え方が生まれた背景には、家事分担では見落とされてしまう家事が存在するからです。
それらは、明確な名前のついていない家事。
「料理」とか「お風呂掃除」とか「洗濯」などは、名前がある家事です。
ですから、家事分担をするとき、「あなたは料理をしてくれる? 私は洗濯を担当するから」と話しやすいです。
ですが、次のようなものはどうでしょうか?
- シャンプー、リンス、洗剤などの詰め替え
- トイレットペーパー、ティッシュなどを買いに行く
- 調味料の補充
- ごみの分別、ごみ箱のゴミを集める
- 郵便物の確認
- 献立を考える
- 布団、ベッドを整える
- 子どもの食べこぼしの片付け
一部ではありますが、これらのすべて、日々暮らしていればしなければならない家事です。
これらすべてを分担するって……難しい。
いや、難しいというか、むしろ不可能!
だからこそ、シェアなのです。
家事シェアなら夫婦のどちらかが動けない事態にも安心
夫婦シェアの場合、気づいたほうが家事をしていくことになります。
時と場合によって、自分が担うことになる家事が変わる。
そうなれば、「できない」「やったことない」と言って避けることはできなくなります。
最初はうまくいかないかもしれません。
ですが、続けていけば、夫も妻も、ある程度の家事がそれなりにできるようになります。
「家のどこに、何があるのかわからない」ということもなくなりますし、何より、体調不良などでどちらかが動けなくなったときも、家のことが回っていくのです。
熱があって眠っているのに、「ねえねえ、パジャマってどこ?」といわれることもなくなりますし、疲れて帰ってきているのに、「料理は担当じゃないから待ってた」といわれてイラッとすることもなくなります。
家事シェアで増える「ありがとう!」
気づかなかった家事を、気づいた人がやってくれる。
そのことを知れば、「ありがたいな」と思うものです。
「トイレットペーパー、買ってきた」「ありがとう」
「シャンプー、詰め替えてくれたんだね、助かったよ」
「今日は仕事が早く終わるから、料理作って待ってるね」「わーい、ありがとう」
そんな感謝の言葉が自然と増えます。
家事分担をしていれば、「してもらって当たり前」「約束したから」と思ってしまいがちな日常の家事も、家事シェアという考え方をするだけで、感謝の気持ちがわいてきます。
かっちりと家事を分担しても、どちらか一方に負担がかかってしまいやすいもの。
それを解消できるのが、家事シェアです。
すると、心身ともに余裕が生まれますし、感謝の気持ちも持ち合えます。
そして、夫婦円満へとつながっていくでしょう。
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