投稿日:2021-05-10 更新日:
以前、うつぶせ寝をしていた4か月の娘さんが窒息死したというニュースを見ました。
やっと寝返りが出来るようになった頃の窒息死だったようです。
お母さんが発見した時、娘さんの肌は紫黒くなり、手は万歳の状態で、強く拳を握りしめていたそうです。
娘さんが寝ていたのはリビングに置かれたベビーベッド。
娘さんがひとりでリビングで寝るのは可哀想だと、両親どちらかが近くで眠るようにしていたそうです。
娘さんの異変に気付いたのは、早朝、娘さんにミクルをあげようとした時。
その日、そばに寝ていたお父さんは「同じ部屋に一緒にいたのに気づかなかった」とコメントしていました。
言葉に出来ない気持ちだったことでしょう。
私も自分の身に同じようなことが起きたら…と思うと、言葉には出来ない悲しみが襲ってきます。
赤ちゃんの寝返りに潜む3つの危険性

1:窒息の可能性
布団が柔らかすぎたり顔の近くにクッションなどがあったりすると、寝返りをした時に、そこに顔が埋まってしまって窒息する可能性があります。
2:吐き戻しの可能性
大人でも食後にすぐ運動をすると気持ち悪くなりますが、赤ちゃんにとっての寝返りは激しい運動と一緒<です。
そのため、ミルクや母乳を与えてすぐに寝返りをすると吐き戻してしまう可能性があります。
また、吐いたものが喉に詰まり窒息にいたる可能性もあるので、授乳後すぐに寝返りをしないように見守ってあげることも大切です。
3:落下する可能性
うちの息子はベッドから何度か落下したことがあります。
大人のベッドだしスペースが広いので落ちることはないだろうと思っていたのですが、寝返りを繰り返した結果、落下したのです。
下が柔らかければ大事には至らないかもしれませんが、地面が固かったり物が置かれていたりすると怪我をする可能性があります。
高いところに寝かせない、あるいは必ず柵をつけるなどの対策が必要です。
我が子を危険から守る方法とは?

せっかくの赤ちゃんの成長を「危険!危険!」と言っているだけでは子育てが始まりません。
我が子が安全に成長できるよう、寝返りに潜む3つの危険性を防止する策を講じましょう。
対策1:バスタオルの活用

寝返り防止グッズを買うのも良いですが、身近にあるバスタオルが防止策として役立ちます。
使い方も簡単。
バスタオルを敷き、中央に赤ちゃんを寝かせ、そのバスタオルの両端を内側にくるくる丸めていくだけです。
赤ちゃんの両脇にタオルの丸太ができ、即席の寝返り防止クッションになります。
しっかりと巻き込んでいれば赤ちゃんが動けませんし、タオルに顔が埋まるようなこともありません。
といった、やわらかいものです。
赤ちゃんは顔が埋まってしまうと自分で払いのけることができません。
就寝前には危険性のあるものが近くにないか確認する癖をつけましょう。
赤ちゃんは寝返り・お座り・ずりばい・ハイハイと、できることが増えていきます。
寝返りに限らず、新しくできることが増えたら可能な限り、リスクを抑えましょう。
そして、我が子の成長を楽しんでくださいね。
執筆/まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。