突然ですが、あなたは旦那様と同じ寝室で寝ていますか?
「もちろん!」という人も、「別の寝室です!」という人も、何となくで選んでいませんか?
同じ寝室で寝るか、別々の寝室で寝るか――たったそれだけのことですが、夫婦仲に影響を与えるのです。
それぞれが持つメリットとデメリットを知って、あなたたち夫婦にとって良い影響を与える方法を選んでみませんか?
別寝室で寝る夫婦が増えている?
2008年、東京ガス都市生活研究所が、夫婦別々の寝室で寝ているかどうかの調査を行いました。
その結果、年齢が上がるにつれて、夫婦別々の寝室で寝ている人の割合が増えていることが判明したというのです。
70代では約47%の人が別の寝室で寝ていると答えています。
30代でも、14%の割合で、夫婦別寝をしている夫婦が……。
「夫婦は一緒に眠るもの」という固定概念は、実はもう崩れているのかもしれません。
夫婦同寝と夫婦別寝、どっちが良い?
単純に考えると、夫婦一緒に寝るほうが、仲が深まるような気がしますよね?
ですが、一概にそうとは言い切れません。
それぞれにメリットとデメリットがありますし、夫婦によって状況も変わってきます。
「夫婦は一緒に寝ないとダメ」「別々に寝るべき」と決めつけて考えるのではなく、自分たち夫婦にとってどちらが良いのかを考えていくことが大事でしょう。
その判断を下すために、それぞれが持つメリットとデメリットを考えていきましょう。
●夫婦同寝でコミュニケーション増加
寝る空間が同じであることは、別々であるよりも二人で過ごす時間を増やすことができます。
コミュニケーションが密になり、会話をすることも多くなるでしょう。
それによって、お互いの考え方の違いなどに気づけるかもしれません。
夫婦間のすれ違いをなくす、あるいは予防するのに効果的でしょう。
また、身体的なコミュニケーションも取りやすくなります。
スキンシップ、セックスなどの機会も作りやすくなりますよ。
●夫婦同寝で制約増加
同じ寝室だと、それぞれが自分の好きなように過ごすことができないというデメリットがあります。
たとえば、真っ暗な中で眠るのが好きな人と、少し灯があるほうがいい人では、どちらかが我慢をしなければならなくなります。
また、いびき、寝相などで眠りを妨げられてしまうこともあるでしょう。
これらが原因で夫婦喧嘩をしてしまう人たちもいます。
◆夫婦別寝で自室をゲット
夫婦で寝室を分けている場合、寝室を自分の部屋として使いやすくなります。
たとえば、リビングなどで趣味に没頭するよりも、一人になることができる寝室で趣味に向き合ったほうがリフレッシュできるという人もいるでしょう。
夫婦仲を良く保つには、それぞれにリフレッシュできる場所が必要です。
そういう点で、夫婦別寝はアリでしょう。
ケンカをしてしまったときに、頭を冷やす場所を作ることができるのも良いですね。
◆夫婦別寝で不調見逃しのリスクUP
同じ寝室で眠れば、咳込むことがあったり、なかなか寝つけないようだったりという、パートナーの様子を知ることができます。
風邪や病気、心の不調などにいち早く気づき、対処することができるでしょう。
ですが、別々の寝室にしていると、そういった不調を見逃してしまいやすくなってしまいます。
健康に生きていく夫婦生活を望む場合、夫婦別寝にはデメリットがあると考えるべきかもしれません。
また、セックスレスを引き起こしやすく、改善も難しくなってしまうことがあるのもデメリットの一つでしょう。
自分たち夫婦の在り方と一緒に考えて
たとえば、「子どもがほしい」という願いを持っている夫婦であれば、一緒の寝室で眠ったほうが願いを叶えやすくなるでしょう。
それぞれの睡眠の“クセ”が異なり、安眠できないと思うのなら、別の寝室で眠ったほうが、ケンカをすることがなくなって夫婦円満になるかもしれません。
自分たち夫婦が何を重視するか――そこを見つめ、寝室について話し合ってみるのはいかがでしょうか?