あけましておめでとうございます。
新年を迎えて、「今年はこんな年にしたい!」と新たな目標を掲げた人も多いのではないでしょうか。
私も、いくつか目標はありますが、”今年こそは!”が何年も続いているような気がします…。
では、いったい何を変えていけば、目標が達成できるのでしょうか。
60万部を売り上げた「スタンフォードの自分を変える教室」の中で、著者であるケリー・マクゴニガル教授は、何かを達成するための意志力(意志の強さ)の分析をしています。
「やる力」だけれは目標を達成できない?
まず一番に必要なことが、目標を設定すること。
やりたいこと、取り組みたいことを具体的に洗い出します。
そして、それらを行動に移す力が必要になるのですが、著者はそれを「やる力」と名付けています。
「やる力」さえあれば、目標は達成できるように思いますが、そう簡単にはいかないようです。
目標を達成するには「やらない力」も必要
やりたいことをいくつか挙げていっても、実際に行動する「やる力」には限界があります。
なので、ここで必要になってくるのが「やらない力」だというのです。
たとえば、分かりやすいのがダイエットです。
痩せるために運動を「やる」のと同時に、高カロリーなものをお腹いっぱい食べることを「やらない」という相反する力が必要になります。
目標だけをむやみに立てるのではなく、そのために「やるべきではないこと」を突き止めることが重要なのです。
やるべきでないことは、実に魅力的で誘惑たっぷりだと思います。
目標を達成できる人はこのやるべきでないことを、しっかりやらない!のではないでしょうか。
やることリスト、やらないことリストを作ってみよう
脳科学者の中野信子氏によると、目標達成のためには「やるべきこと」と「やらないこと」のチェックを1日ごとにするのがおススメだそうです。
やるべきことのリストを作っている人は多いと思いますが、やらないことのリストは珍しいですね。
実際に、やらないことを考えてみましょう
いざ、「やらないこと!」と考えると、やることを考えるよりも難しいことに気づかされます。
たとえば、こんなことをやらないようにしたらどうでしょうか?
スマホのメールや、SNSなどの着信音、通知音をやめてみることで、今やっていることに集中しやすくなります。
すぐに知る必要のない情報に振り回されることがなくなるでしょう。
ついやってしまうことを、やめてみるのもいいかもしれません。
例えば、人が話しているのに、口を挟んでしまうこと。
これをやめたら、自ずと人が話しているのを聞ける聞き上手になるのではないでしょうか。
日常生活を送っていると、本来大切にしなければならない家族や、近しい友人たちをないがしろにしてしまうことがありませんか?
本当に大切な人に時間をつかえるように、さほど重要でない人のために、心と時間を割くのはもうやめてしまいましょう。
私もさっそく、やらないことリストを作ってみようと思いました。
…が、「お酒を飲む」「スマホをいじる」「二度寝」をやらないことに書くのが怖い!
だって、決めてしまったらやめなきゃならないのですから!
目標達成のためには「やめる覚悟」が必要だと思いました。覚悟さえできれば…その先が楽しみです。
みなさんの今年「やらないこと」はなんですか?
【参考】
ママニティ、スタンフォードの自分を変える教室/ケリー・マクゴニガル、マジマガ! エンタープライズ、lifehacker