みなさんは夜、眠れていますか?
寝ても昼間になると眠くなる、という場合は睡眠が足りていないのかもしれません。
睡眠不足は、医学的には「睡眠不足症候群」と言われる、れっきとした病気なのだそう。
大人でもツラい睡眠不足。では、子どもが睡眠不足になると、どのような影響があるのでしょうか?
子どもの生活も夜型に…!夜型生活が及ぼす影響とは
社会が24時間化している最近は、睡眠環境の変化により、子どもの生活も夜型になっているようです。
1歳半~3歳までの子どもでは、夜10時以降に就寝する割合が半数を超えているというデータもあるそう。
また、小中高と年齢が上がるにつれて就寝時間が遅くなり、睡眠不足を感じている子どもが増えてきているようです。
文部科学省の調査でも、中学3年生から高校生では約8割が夜11時以降に就寝しているという結果も。
子どもの睡眠不足は集中力の低下や、成長の遅れ、食欲不振などを引き起こす恐れも
子どもが眠くなると、「眠い」という感覚を上手にコントロールすることができず、イライラして衝動的な行動がみられることもあるそう。
小さい子どもが眠くてグズるのは、「眠気」を意識することがうまくできないためなのですね。
そして成長期から青年期にかけても、睡眠不足は深刻な影響をもたらします。
中学、高校ではまだ規則が厳しく、朝決められた時間までに登校しなくてはなりませんが、これが大学になると生活リズムが変わってきます。
そのため、大学生活で不規則な生活を送っていると、新社会人になったときに睡眠不足で仕事に支障をきたしてしまうこともあるようです。
睡眠不足は将来的に肥満の一因にもなる可能性が!
サンディエゴ大学の調査によると、「睡眠時間の短い女性は肥満度が高い」という結果が出ているのだそうです。
ちなみに、肥満度がもっとも低かったのは、睡眠時間が一般平均の7時間と答えた女性たちだったそうです。
睡眠が肥満にも影響していたとは驚きです。
子供たちの健全な成長を考えると、良質で十分な睡眠が必要だということが、よくわかりました。
睡眠不足は、不眠症よりも治すことが困難!?
睡眠不足は、実は不眠症よりも治すことが難しいと言われています。
睡眠時間を多くすることがなによりの治療法のため、長年の生活習慣を見直さなくてはならないためです。
私自身も中学のころから深夜ラジオを聴くようになり、どんどん夜更かしをする生活になっていました。
子どもが生まれてからは、夜型生活を見直すことに苦労しました。
今は、なんとか夜の9時にはベッドに入るようにしていますが、子どももギリギリまでゲームをしていたり、テレビを見ていたりと、睡眠にとってはいい環境ではないかもしれません。
まずは寝る前になったら、家族全員がテレビやスマホなどを見ないようにしたいと思います。
間接照明などで部屋を薄暗くして、体を休める準備をするのもいいかもしれませんね。
人生の3分の1は睡眠時間とよく言われています。
きちんと睡眠をとる生活を心掛けたいと思いました。
出典:
ママニティ、厚生労働省(e-ヘルスネット)