「イクメン」という言葉が流行り、男性も積極的に家事や育児に協力的になってきた日本。
しかし、世界で見てみると、日本の男性の家事分担率18.3%ワースト1位なのです。
(ちなみに2位のチリは24.5%です。ここでも大きく差がありますよね。)
つまり逆に考えると、「日本は妻の家事負担率が世界一」であるともいえるのです。
(国際比較調査グループISSPよりデータより)
約6割以上の夫婦が、妻が家事の80%以上を請け負っている
夫婦に家事・育児の分担割合を聞いたところ、「夫1割、妻9割」という回答者が31.6%で最も多く、次いで「夫2割、妻8割」が24.0%だという調査結果があります。
また、夫は全く家事・育児の分担をしないという「夫0割、妻10割」(9.6%)は1割もあるんです!
約6割以上の夫婦が、妻が家事の80%以上を請け負っているという事です。
(内閣府夫婦の家事・育児の分担割合よりデータより)
夫婦で役割分担を決めると喧嘩が起こる
果たして、役割負担を平等にするのがベストなのでしょうか?
役割を決めてしまうと、喧嘩やイライラが起こり始めます。
「ゴミ出しは夫が担当なのに、まだ出していない。」
「今日の食事は妻が担当なのに、まだ準備が出来ていない。」
など、思わぬ事でイライラしてしまい、それが溜まっていくと喧嘩に・・・。
なんて経験のある方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、ママだって忙しい。全てをこなそうとするのは難しいです。
ママひとりで負担を背負いこんでしまうと、ママが倒れてしまいます。
理想は「基本の役割」と「魔法の言葉」
パパが自信を持って出来る仕事を役割にしてみましょう。
- ゴミ出し
- お風呂あらい
- 子どもの寝かしつけ
- 子どもの宿題
など
パパが自信を持てるものを基本の役割とします。
これでも、ママの負担の2割も無いくらいだと思います。これにプラスしてパパには「魔法の言葉」を使ってもらいましょう。
それは「今、何か出来る事ある?」です。
いきなりお風呂を洗い始めてくれるのも嬉しい事かもしれません。
でもそのときのママはお風呂洗いを必要としていないかもしれない。
子どもがひとりでいるから、子どもと遊んでいて欲しかったかもしれない。
だから「今、何か出来る事ある?」なんです。
そんな時は素直に<「〇〇して欲しい」と言えるといいですね。
我が家はこれが定着し、パパは手があくと「今時間あるけど、何か出来る事ある?」ときいてくれます。
早く仕事から帰れそうな時は「今日は早く帰れそうだけど、何か出来る事ある?」と連絡をくれます。
この思いやりのある魔法の言葉で大丈夫です。
役割を平等にした方がうまくいく!という夫婦もいると思います。
これはあくまでも我が家でのやり方ですので、みなさんも参考にして頂けたら嬉しいです。
参考
NewsWeek(日本版)
内閣府 統計情報・調査結果