私は子どもの頃から怖がりでした。
部屋で一人になった時のシーンという空気感がどうも苦手で…。
実は、どこかで何かが見ているのではないかと不安になったり、木目が人の顔に見えたり、もしかしたら、鏡にうつる自分の後ろに誰か立っているのではないかと恐怖を感じたり…。
いろんな想像をしては怖いと騒ぎ、歯磨きやトイレに親に付き合ってもらっていました。
恐れという感情の育ち方
子どもが6歳になるまでの間、怖いと思うものの中心は音や動物です。
大きな物・大きな動物。
これらに対する恐怖心が強いのです。
それでは、7歳を超えると子どもの恐怖心は収まるのか…というと、逆に強まると言われています。
なぜかというと、テレビ・漫画・読み物といったものから、幽霊やお化けといった目には見えないものへの恐怖を知るからです。
子どもは7歳を過ぎると人前で泣くことが恥ずかしいという感情が育ちます。
ですから、恐怖心がきっかけで人前で泣くことは減っていきますが、怖さだけは自分の中に残るため、中にはママの顔を見た途端に泣き始める子どももいます。
恐怖は「ほどほど」が良い
恐怖心を知らない子どもは暴走してしまいます。
ですから、恐怖心は危険地帯や怖いと思う人物から自分を守ることに役立ちます。
しかし、過剰な恐怖心は子どもの行動範囲を狭めてしまいます。
褒める&守る
私に似たのか、我が家の子どもも怖がりです。
しかし、恐怖に対して勇気を持って行動しようとしたことを必ず褒めるようになってから、怖がりな性格が和らいできたように感じます。
また、「怖い!」といって抱きついてきた時には全力で抱きしめて「大丈夫。ママがいるから」と言うようにしています。
子どもの心に安心や安定をもたらすには、やはり、いざという時には親が子どもを守るという姿勢を子どもに示してあげることが一番の近道です。
子どもの心はゆっくりと成長をしていきます。
親としては焦らず見守っていきたいものですね。
まゆみ