息子が2歳4か月の時に娘が生まれました。
夢にまで見た2人目!
今日からは家族4人の生活が始まる。
大変なことも多いだろうが、楽しいことはきっと何倍もあるはず!
そう思った2人目誕生でした。
が、私には不安がありました。
それは上の子の「赤ちゃん返り」です。
自分が赤ちゃん返りをしたことを思い出してみた
私には弟がいます。
弟が生まれた時のことを鮮明に覚えています。母がまだ入院していた時でした。
病室にいると、母の知人が4人やってきてきました。
みんなが生まれたばかりの弟を見て「可愛いね~」「天使やね~」と弟ばかり見ています。
いつもなら私がみんなの中心なのに、その時は誰も私を見てくれず、寂しい気持ちになったことを覚えています。
そして、私は、ある行動を取りました。
母の昼食だったカレーライスをひっくり返したのです。
すると、みんなが私に「大丈夫?」と言ってくれました。
やっと私を見てくれたと思った矢先に「何をしているの!」と、母がとても怖い顔で私を見ていました。
私が自分の「赤ちゃん返り」を覚えていたので、お兄ちゃんになる息子のことをすごく不安に思っていました。
あの時の自分のように、息子にも同じ思いをさせてしまうのではないかと。
私は優先順位を決めた
そして、私は決めました。
これから生まれてくる娘よりも息子を優先させようと。
娘が生まれたあと、何よりもお兄ちゃんになった息子のことを優先しました。
卒乳していた息子が「お乳が飲みたい」と言い始めたら、お腹を空かしている娘を待たせ、まず息子から。
喋りかけるのも息子から。
待たせている娘はいつもスリングの中。
私と肌が密着していましたので、私の中で勝手に「肌が密着しているから娘は大丈夫」と過信していたのです。
その後、大きくなった娘に驚きの出来事が
そんな生活を送っていたので、息子の赤ちゃん返りはあっという間に治まりました。
しかし、生まれた頃から二番手だった娘が幼稚園生になった頃、驚きの出来事がありました。
息子は幼稚園にすぐに馴染み、楽しく登園したのですが、娘は年長の始めの頃まで泣きながら登園していました。
その後、小学1年になっても同じ。
毎朝泣いて泣いて私から離れようとせず、学校の門までだけでなく、朝の会の時も、娘の隣に座っていたことがあります。
こんな事はいつまで続くのだろうと、毎日不安の連続でした。
私は娘に向き合えていなかった
そんな状況が続いていた時、ある人からの言葉に救われました。
「小さい頃に満たされなかった事を、大きくなってから満たそうとするらしい。今はしんどいかもしれないが、これがサインだと思って、気長に付き合ってあげて」
ハッとしました。
生まれた頃、息子の赤ちゃん返りばかりを心配し、娘を全然見ていなかった。
いつも肌を密着していたけど、娘がスリングから見ていた私は、いつも違う方向を見ていたかもしれないと。
深く反省しました。
大切なことは、目の前の子どもと向き合うこと。
赤ちゃん返りの時期なんて人生で考えたら一瞬です。
その時期は大変かもしれないけど、赤ちゃん返りを楽しく乗り切る覚悟<で向き合ってみてはいかがでしょうか。 そして、もし数年後、お子さんが何かしらのサインを発していたら、見逃さないように包んであげて下さい。
まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。