
先日、3歳の息子をもつ友達とランチをしていた時のこと。
「うちのコ最近、嘘つくようになったのよね……」
と、ため息交じりに話をしていました。
ママにとって子供の嘘は「うちの子にかぎって」という思いが強く、厳しく注意したくなるものですが、ちょっと待って!
ママの対応を間違えてしまうと、嘘をつくことが子供にとって当り前になってしまう可能性もあります。
そこで今回は、子供がつく嘘のパターン別に、子供の嘘つき常習化を防ぐママの対応法について、見ていきます。
「子供の嘘」の内容を見極める
子供がつく嘘は、大きく分けると、
- 空想と現実の間にある嘘
- 願望からくる嘘
- 周囲から注目されるための嘘
- 自分を守るための嘘
の4つが考えられます。
パターン1:空想と現実の間にある嘘
「お人形が話しかけてくれた!」という嘘です。
空想と現実の境目がはっきりしてくれば、このような嘘はつかなくなります。
特に強く注意することはなく、ママとしては子供が豊かな想像力を披露してくれているんだと楽しむくらいの気持ちでいれば大丈夫です。
パターン2:願望からくる嘘
予定はないのに「今度、新幹線に乗るんだ~!」といった、子供の願望からくる嘘です。
悪意をもって誰かを騙そうとしているわけではありませんので、強く注意するのではなく「今度ね」と、子供の気持ちに寄り添うひとことをかければ大丈夫です。
パターン3:周囲から注目されるための嘘
ママはもちろん、周囲から褒められたい時や寂しさを感じている時に嘘をついてしまうケースです。
子供がこのような嘘をつく時には、いつも以上に子供を抱きしめたり話を聞いたりと、コミュニケーションにかける時間を多くとるように心がけてみてください。
そうすることで、このタイプの嘘は自然と少なくなります。
パターン4:自分を守るための嘘
「自分じゃなくて弟がやった!」など、人に押しつけるような嘘です。
子供にしてみると「本当のことを言ったら叱られる」という思いが強いために、つい、口にしてしまうのです。
このような場合は、強く注意しては逆効果。
「嘘をつかれるとママは悲しい」
「本当のことを言ってくれる方がママは嬉しい」
と伝え、子供が正直に打ち明けられる環境をつくることが大切です。
環境が整えば「お茶碗さん壊れちゃったね」と話しながら片付けているだけで、子供は自然に「ごめんなさい」と謝るようになります。
いかがでしたか?
どのような嘘のパターンであっても、心に余裕をもって子供の話に耳を傾けるということが、ママが対応をする上での重要なポイントです。
そして、嘘は人の信用を失う「ルール違反」になることもあるのだと、時間はかかってもしっかり教えたいものです。
【参考】ママニティ大百科, 大阪市ホームページより