「なぜ人の話が聞けないの?」
「話を聞いているようで、全然聞いていない。」
自分の子どもに対して、こんな風に思ったことありませんか?
もしかしたら子どもは話を「聞いていない」ではなく「聞けない」のかもしれません。
【話が聞けない子ども】youtubeなどの動画に要注意!
さて、ここで問題です。
話を聞いていなくても、返事をしなくても、無視をしても、怒らずにしゃべり続けるものって何でしょうか?
正解は…
テレビやyoutubeなどの動画です。
実は、人と関わるよりテレビやyoutubeなどの動画を見たり聞いたりしている時間が多くなってしまうと話が聞けない子どもに成長していく可能性があります。
なぜなら、テレビyoutubeなどの動画は、返事をしなくても、話を理解していなくても、どんどん話が展開していく一方的なコミュニケーションだからです。
そして、これらと係わる時間が長いほど、一方的なコミュニケーションは日常生活に悪影響を及ぼします。
例えば、保育園・幼稚園・学校などの先生の話を、テレビなどと同じ感覚で聞いてしまうのです。
【話が聞けない子ども】親子の関わりをもっと大切にしよう
テレビやyoutubeなどの動画は決して悪いことばかりではありません。
たくさんの情報を知ることが出来る有益なツールです。
大切なのは、これらを生活の中からゼロにすることではなく親が子どもと向きあう時間を増やすことです。
たくさん子どもの話を聞いてあげて下さい。
片手間ではなく、真剣に。
向き合って聞いてあげて下さい。
子どもは親や家族など周りの人を真似します。
最も身近な家庭環境からコミュニケーションの仕方を模倣するのです。
親が子どもの話を「聞く」人であれば、子どもは「自分の話を聞いてもらう」ことで「人の話を聞く」ということが理解できるようになるのです。
また、夫婦や家族が互いに話を聞く関係なら、子どもは話し方や聞き方を真似しながら「お互いに話を聞く」ことを学んでいきます。
人は、話を聞いて貰えると「自分を大切にしてくれている」という気持ちが芽生えます。
自分が話を聞いてもらい、大切にしてもらっていると思えるからこそ、人にも同じようにできるのです。
「なんで人の話が聞けないの?」
「話を聞いているようで聞いていない」
子どもに対してこう思うことがあるなら、まずは、テレビを消しましょう。
そして子どもと話す時間を意識して作りましょう。
子どもの聞く力を育てられるのはママやパパ、家族です。

二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。
長男の出産をきっかけに、子育て支援をはじめ、高知県内外各地で子育てイベントを開催しています。
その中で、いかに、育児と家事を楽しむか、息を抜くか、手を抜くか(笑)毎日奮闘しています。
子育て応援「ZEROSAI」