「A君が遊んでる車で僕も遊びたいな」
そう思ったB君。
A君から車のおもちゃを取ってしまう。
もちろん、A君は大泣き。
B君は返さない。
これは子どもが友達と遊んでいる時の「あるある話」。
誰もが経験しているシーンではないでしょうか。
小さい子どもは自分のもの」「他人のもの」という認識があまりないようです。
「この世の中のものは全て自分のもの!」と言わんばかりに自分中心的に動きます。
しかし、世の中はそう上手くはいかないもの。
子ども達なりにぶつかり合い、交渉しながら、「自分のもの」「他人のもの」を理解していきます。
人間の基礎は乳幼児期に築かれる
乳幼児期は、人間発達の基礎として非常に大切な時期です。
1歳児:自立の芽生え
2歳児:色々な矛盾に遭遇
3歳児:何でも楽しくチャレンジ
4歳児:発見
5歳児:自信をもつ
1歳5か月くらいになると、自立心が芽生え始め、自己主張が強くなってきます。
この時期から2歳頃のイヤイヤ期まで、お母さんにとっても大変な時期ではありますが、子ども達のやりたい気持ちを大切にしたい時期でもあります。
自分と他者を理解するヒントはあの歌!
「大きな栗の木の下で」
小さい頃から馴染みのある童謡ですよね。
誰もが手遊びした事あるのではないでしょうか。
実は、この童謡には<「自分と他者」をわかりやすくしてくれる要素が隠れているのです。 ヒントは歌詞の中にある「あなたとわたし」です。 この歌詞では<「あなた」の時には「あなた」を指さし、「わたし」の時には「わたし」を指さします。 小さな頃から「大きな栗の木の下で」を何度も繰り返していると、子ども達の中で「あなた」という存在と「わたし」という存在があるんだとボヤっと認識し始めます。 そして、いつの間にか「自分と他者」を理解していくようです。 昔からある童謡「大きな栗の木の下で」。 実は、子育てをしていく上で奥深いことを言っているのです。 お子様と向かい合って「大きな栗の木の下で」をぜひやってみて下さいね。
まゆみ