本に興味を持つ子どもにするには?

投稿日:2021-01-30 更新日:


実は私は、本を読む子どもではありませんでした。

今でも本はあまり読みません。

ただ、ネットの活字を読むのは好きです。

理由を考えてみたら、「ネットは面白い」「いろんな情報がある。」という事を、自分自身で体験をしているからだと思います。

子どもだって同じ。

「本は面白い。」という事を体験する事が出来ると、「きっと、自主的に本を読む子どもに成長するはずだ!」と考えた私は、子ども達にいろんな方法で本を体験させました。

なりきり読み聞かせには注意

長男には、小さい頃から読み聞かせをしていました。

寝る前に、必ず本を読む。少しでも本に慣れてもらう事を目的として、本の読み方にも工夫をしました。

セリフの部分は感情を込めて、鬼の部分は怖く、泣くシーンでは泣きながら、喜怒哀楽豊かな読み聞かせをしていました。

長男はとても楽しそうに聞いてくれました。毎晩毎晩、読み聞かせを楽しみにしてくれる息子。

ある日「本を読んで欲しい。」と言われたので、「ママに読んで聞かせてよ。」とお願いすると、「嫌だ」と拒否されました。
理由を聞くと「お芝居のような読み聞かせが楽しい。」と言われました。息子は、本を楽しんでいたわけではなく、劇場のような本の読み聞かせを楽しんでいたのです。

本の本来の楽しさを体験するためにやった事。

でも、確実に「本」には親しみを持っているはずです。

次に試みたのは、「淡々と本を読む」という事です。最初は、いまいち反応がなかったのですが、続ける事で静かに聞いてくれるようになってきました。
そして、読み終わった後には必ずクイズを出しました。

「お猿さんは、何色の服を着ていたでしょうか?」
「どうして泣いてしまったのでしょうか?」
「その時はどんな気持ちだったでしょうか?」

クイズを出す事で、集中して聞くようになりました。

また、内容を理解しながら聞こうとするので、本の持つ本来の面白さに少しずつ気づいてきたようでした。

現在、長男は10歳。やっと図書館で本を借りて自主的に読むようになってきました。

このまま続く事を願っています。

長女には指さし読みを試す

長女の小さい頃は、文字を覚えるという事も含め、何度も読み込んだ絵本の文字を指さししながら読みました。

私が指さしで読んだ後、子どもにも同じように指さしで読んでもらいました。

いきなり一冊は難しいので、一行ずつなど無理のない範囲からスタートさせました。

これはなかなか良い成果を出しました。文字も覚えていき、覚えると読む事が楽しくなってくるので、一人で声に出して読んだり、パパに読みきかせしたりするようになりました。

最後に…


そして、一番大切だなと思った事。

それは、「諦めない親の姿勢」です。

うちの子は聞いてくれない。とスグに諦めるのではなく、「毎日継続する」事は大切だなと思っています。

-ライフスタイル
-,

この記事を書いたライター
まゆみ
二児のママ。子育て応援ZEROSAI代表。
長男の出産をきっかけに、子育て支援スタート。
女性、主婦の立場への風当たりの強さを感じながら「価値のある主婦」でありたい!と奮起。
現在は、主婦である強みを生かし、自治体や企業等とコラボ。キャリア講演、子育て講演、子育てコラムなど東京プチ田舎生活中。

関連記事

人間力を育てる! 子供の成長に必要な父親の子育てとは?

積極的に子育てを楽しみ、自らも成長する男性を指す「イクメン」という言葉は、すっかり浸透しました。厚労省は、男性の育児休暇取得率を2017年度には10%、2020年度には13%に引き上げることを目標とし …

発達障害がある子どもとの接し方

発達障害は“障害”ではない!?「発達障害がある子どもとの接し方」【Part2】

前回の発達障害は“障害”ではない!?「有名人・偉人たちにみる発達障害」【Part1】では、発達障害を持つ人たちがどうしてその「障害」を感じさせず、成功をできたのか?という点について説明しましたね。 そ …

【子どものおもちゃ】適量は●●に例えてみよう!

子どもの成長と共に増えておく「おもちゃ」。 我が家では思い出の詰まった数々のおもちゃ捨てられずに溜まる一方です。 ママからの相談の中にも「おもちゃ捨てられない問題」が結構あります。 そんな時、私は「成 …

睡眠不足の子どもが増えている!?夜型生活が及ぼす影響とは

みなさんは夜、眠れていますか? 寝ても昼間になると眠くなる、という場合は睡眠が足りていないのかもしれません。 睡眠不足は、医学的には「睡眠不足症候群」と言われる、れっきとした病気なのだそう。 大人でも …

断捨離挫折者も必見2割捨てミニマリスト

断捨離挫折者も必見!【2割捨て】で片付いた暮らしを手に入れよう

物にあふれた中で生活するのではなく、スッキリした空間でシンプルに生きることが人気を集めています。 ミニマリストと呼ばれる人も登場し、最小限の物だけで生活するための断捨離もブームです。 ですが、「断捨離 …