寒い季節、あなたはどんな暖房器具を使っていますか?
暖房機器にはさまざまな種類がありますが、それぞれ暖め方に特長があります。
温風や赤外線で部屋全体を暖めるタイプは消費電力は高いものの、家族で暖をとるならお得。
ただし、ひとりでいる時に寒さをしのぐなら、消費電力の低いこたつでも十分ですよね。
シチュエーションによって暖房機器を使い分けることって、実は大きな節電効果に繋がるのです。
そこで、今回は“身体を直接暖める”暖房機器の電気代をグッと抑えられるコツをお教えしましょう。
暖房機器の電気代をグッと抑えられるコツ:使い方編
まずは暖房器具の使い方に関するコツです。
節約のコツ1:こたつは上掛け2枚+敷き布団を!
電気こたつでの節電は熱を逃がさないことがポイント!必ず敷き布団を使用しましょう。敷き布団の下に断熱マットを敷くと、さらに効果的です。
さらに、掛け布団は2枚重ねに!「掛け敷き1枚ずつ」に比べて「掛け2枚+敷き1枚+断熱材1枚」なら、4時間の使用で消費電力量が約17%カットできるそうです。
なお、設定温度は低いほうが消費電力量も抑えられますので「中」以下に設定するようにしましょう。1日5時間の使用で、設定温度を「強」から「中」にした場合、年間で約1080円の節約に繋がります。
節約のコツ2:ホットカーペットは使用する部分のみスイッチを入れる
ホットカーペットは消費電力が意外と高いので、小さめサイズ利用がおすすめ。同じ条件で3畳用と2畳用を比較すると、年間で約89.91kWh(約1980円)の節約になります。
また、部分的に暖められるタイプのホットカーペットであれば、使用しない部分はスイッチを切りましょう。
さらに、カーペットの下に断熱効果のあるシートなどを敷くと、15分間のホットカーペット使用で消費電力量を約10%もカットできます。
こたつ・ホットカーペットにも使える断熱マットはネットなどで気軽に買うことができますよ。
節約のコツ3:小型の電気ストーブなどを併用する
電気ストーブや電気ファンヒーターは消費電力が高いため、長時間使用すると電気代もその分だけ高くなります。
しかし、電気ストーブや電気ファンヒーターは速暖性がある点が魅力。ですから、電気ストーブや電気ファンヒーターはホットカーペットやこたつと併用しましょう。
寒い部屋に入ったらまず電気ストーブで暖をとり、体が温かくなったらホットカーペットやこたつを利用するようにします。こうすれば、ホットカーペットやこたつの設定温度が低くても暖かく過ごせます。
ただし、ホットカーペットやこたつを連続使用し過ぎると節約効果がなくなってしまうため、つけっ放しには注意しましょう。
暖房機器の電気代をグッと抑えられるコツ:暖房効率の上げ方編
暖房器具そのものの使い方を変えることも大切ですが、暖房効率を上げる“プラスの技”も、節約に繋がります。
ここからは暖房効率を上げるために必要な“プラスの技”5つも紹介します。
節約のコツ4:暖房に「太陽熱」をプラスする
室内にいても陽射しが入ると暖かく感じます。それは、太陽熱で空気が暖まるから。ですから、日中はカーテンを開けて太陽熱を部屋に取り入れましょう。
日没前にはカーテンを閉めて蓄熱した暖気を逃さないようにします。こうすることで、暖房機器の設定温度の上げ過ぎ防止にも繋がります。
節約のコツ5:暖房に「風」をプラスする
空気は、暖かいと上に、冷たいと下にたまりやすい性質があります。ですから、サーキュレーターなどを使って、空気を循環させましょう。空気清浄機の風を利用するのもアリです。
エアコンを使って空気循環をする場合は、身体に直接当てないように注意をしながら風向きを下に設定します。
節約のコツ6:暖房に「湿度」をプラスする
暖房の設定温度が低めでも、湿度が高ければ暖かく感じることができます。特に、温風で暖めるタイプの暖房機器は空気が乾燥しやすいので、空気清浄機の加湿機能や加湿器を活用するようにしましょう。
ただし、湿度が高すぎるとカビや結露の原因にもなるので、湿度は「40~60%」を保つように!
節約のコツ7:暖房に「洋服」をプラスする
カーディガン:+2.2℃、靴下は+0.5℃、ひざ掛けは+2.5℃、体感温度がアップするそう。重ね着で体感温度がアップした分、暖房機器の設定温度を下げられます。
それでも寒さを感じる場合は、動脈を温めるように意識しましょう。「首」「手首」「足首」を温めると血液が温められ、冷え対策になります。
首を温めるのにオススメ!電池式ネックウォーマー
手を温めるのにおすすめ!充電式カイロ
足を温めるのにおすすめ!充電式フットウォーマー
節約のコツ8:暖房に「代謝アップ食材」をプラスする
暖房機器だけに頼らない身体づくりも、節電の大きなポイントです。
血行促進効果があるといわれている「しょうが」を摂り入れたり、たんぱく質を多めに摂ったり。鍋やスープなど、温かいメニューにしましょう。
筋肉を動かすと体温がアップするので、軽くストレッチをするだけでもぽかぽかボディになります!
いかがでしたか?
ぜひ試してみてください♪