不倫をテーマにしたドラマがヒットしたり、思いがけない芸能人が不倫スキャンダルを起こしたり……。
テレビを見ながら、あなたは「また不倫? どうしてみんな不倫なんてするの?」とつぶやいたり、「私は、不倫なんて考えられない!」と思ったりしているでしょうか?
でも、“アンチ不倫”の人でも、不倫の沼に落ちてしまうことがあるんです。
いいえ、正確には、「私は不倫なんてしないから大丈夫」と思っている人に限って不倫をしてしまう、と言ってもいいかもしれません。
思いがけない場所にある“不倫トラップ”
「さあ、不倫をするぞ!」
そんな風に気合い満々で不倫をする人は、そうそういないでしょう。
よっぽど夫婦仲が悪く、離婚秒読みであるのなら、まだ話はわからなくもありませんが、そうでなければ、積極的に不倫をする人は少ないはずです。
結婚をするときは、一生配偶者と寄り添って生きていくことを誓うわけです。
不倫は、その誓いを破る行為。
簡単に足を踏み入れることなどできない“危険区域”です。
ですが、ちょっとしたことがきっかけで、その危険区域に“入ってしまう”ことがあるのです。
不倫トラップ1:相手が結婚していることを隠している
あなたに好意を示してきた異性、あるいは、あなたが好きになった異性が既婚者であることを知らずに、恋愛を進めてしまったとしましょう。
それは、不倫になります。
相手が結婚指輪をしていなかったり、結婚しているかどうか聞いても「していない」と答えたりした場合、不倫は嫌だと思っていても巻き込まれてしまう可能性があります。
不倫トラップ2:自分の配偶者が浮気をした
一生の愛を誓ったはずの配偶者が、浮気をした場合、それまで不倫には断固反対だった気持ちが180度変わってしまうことがあります。
「自分と同じ苦しみを、配偶者にも味わわせたい」
「配偶者に裏切られたこの気持ちを、誰かに癒してほしい」
そんな気持ちから、不倫へと走ってしまう人もいます。
「絶対に不倫はしない」と思っている人の危険さ
「不倫なんてしない」と思っている人のほとんどは、不倫トラップの存在を考えられていない可能性があります。
自分から不倫に踏み込まない、という意思だけで自信を持ってしまっているのです。
すると、先ほどの不倫トラップにまんまとひっかかってしまうことに……。
結婚指輪をしていなければ、当然未婚だろうと思い込んでしまったり、「結婚していない」という言葉をそのまま信じて、関係を進めてしまったりすることもあるでしょう。
自身が既婚者である場合、夫婦関係がうまくいっているからこそ不倫はしないと思えます。
配偶者に浮気をされることを想定していないため、いざそんな事態に陥ると簡単に不倫に走ってしまうことだってあるのです。
「自分は絶対に不倫しない!」と豪語している人の考え方は、詐欺に遭う人の考え方に似ています。
「自分は絶対に騙されない」
「自分には詐欺なんて事態が起こり得ない」
そんなふうに考えている人に限って、詐欺被害に遭います。
不倫も同じなのです。
「もしかしたら自分も……」と思うべし
たいていの場合、不倫は苦しい恋になります。
禁断の関係がバレて修羅場になったり、こちらが本気になった途端に「遊びだった」と逃げられたりと、精神的に苦しむことになる可能性が高いのです。
不倫なんてしたくないと思うのなら、「もしかしたら自分も不倫をしてしまうことがあるかもしれない」という気持ちを持っていたほうがよいでしょう。
すると、結婚指輪をしていない異性を好きになったとき、周囲の人に結婚しているかどうかを確認することができるかもしれません。
配偶者に万が一裏切られてしまったときも、「こういうときこそ、気持ちを律しよう」という考えを持つことができるかもしれません。
不倫の沼にハマるリスクは誰にでもあるということを、心にとどめておきましょう。